日時 |
講師(敬称略) |
テーマ |
内容 |
2023年
4月7日
AM |
日本アンガーマネジメント協会
尾崎 紗千 |
怒ったっていいんだよ
~アンガーマネジメントを知り怒りをコントロールしよう~ |
(連絡事項として)事務局の方の担当変更のお知らせがありました。高橋課長、坂本さんは他部署へ異動されました。
・怒りには役割があり、必ずしも怒り=悪、ではない。
・怒るかどうかを決める時間を保つ、反射的な言動を避ける・・・『6秒ルール』
・怒るかどうかを正誤で判断しない
・思考のコントロール①許せるゾーン②まあ許せるゾーン③許せないゾーン、は状況により変化する。
②を広げ、安定させる、そのラインを周囲に見せることが重要。 |
4月7日
PM |
観世流能楽師
吉浪 壽晃 |
『能を通じて見る日本の心』
花は心 種は態(わざ)なるべし |
・能の歴史、能舞台(西本願寺の南舞台は重文)、演目、能面(600ある)の解説。
・”高砂”を実演いただき、全員で謳う。
・”敦盛”は能ではなく「幸若舞」である。能は踊と異なり腰を上下させない。 |
4月21日
AM |
ソーシアルメディア研究会
竹内 義博 |
インターネットと人権
~SNS等のトラブルを未然に防ごう~ |
・ネット詐欺の見分け方。怪しい謳い文句の紹介。
・インターネット利用上のモラル。ネットの向こうに人がいることをことを意識せよ。安易な書き込み、リツイートは拡散する。
・①差別②誹謗中傷③ウソ④個人情報はNG。正しく怖がり、楽しく使う。
・詐欺にあったときの対処法。 |
4月21日
PM |
琵琶湖環境科学センター
佐藤 祐一 |
琵琶湖環境の課題とマザーレイクゴールズ(MLGs) |
・琵琶湖の透明度は年々上がっている。また赤潮・リン・N(窒素)は減り、アオコは増えている。
・シジミやホンモロコは微増しており、一時期の激減からは回復基調にある。外来魚は激減している。
・水草による臭いや航路障害、マイクロプラスチックスなど課題が水質悪化から多様化、複雑化しており、課題共有が困難になりつつある。
・全員で”MLGs体操”なるものをする(変!)
|
4月28日
AM |
日本福祉用具供給協会
安村 庸 |
これからの介護
~最新の介護用具や介護事情を知る~ |
(連絡事項)
今後、必修科目における『リモート受講廃止』の通告があり、学生より反対意見が相次ぐ。5/26に検討の上回答する、とのコメントがあった。
・要介護度と介護保険で受けられるサービスの内容、申請方法について。福祉用具のレンタルができる。
・異動・排泄関連用具、マッスルスーツ、認知症見守り機器などなど最新の介護用具の紹介。
|
4月28日
PM |
- |
クラス活動 |
・①クラス親睦会の計画②大学祭の展示内容③ニュースポーツ大会(5/22(金))の内容④課題学習報告書の提出期限、など。
・残り時間は課題学習グループ毎のミーティングに充てる。 |
5月26日
AM |
合同会社MediArt代表・植田淳平 |
クラウドファンディングで地域貢献! |
植田先生は地元発のクラウドファンディングをサポートしており、WEBの「長浜経済新聞」も発行ている。また、キュレーター(企画監督を司る人のこと)で、クラウドファンディングの利用、企画、資金調達の仕方等をアドバイスしているそうだ。
クラウドファンディングプロジェクトには次の3つの型があり、資金が集まったら実行、実行確約して行う2種類がある。事例としては、「オカンの発酵便プロジェクト」「江北図書館修繕プロジェクト」「観音の里・長浜から挑戦!」等が挙げられており、成功のための施策等についても語られた。
|
5月26日
PM |
草津市健康福祉部長寿いきがい課 |
認知症サポーターに参加しよう! |
「草津市認知症キャラバン・メイト」に参加することで、認知症の家族が認知症についての認識を改めることができるとのこと。また、アルツハイマー型、脳血管性、レビー小体型等々の五種類の認知症について紹介され、早期発見、早期対応のメリットや認知症予防についても話された。最後には本人家族の相談窓口として草津市の「地域包括支援センター」が紹介された。
|
6月2日
AM |
災害NGO 結(yui) MISSION&ACTION
代表 高橋 土武 |
災害部ランティア活動について~被災地の活動から学ぶ~ |
この日は、大雨警報が全県に出る予測のため、リモート授業「推奨」の緊急連絡が入り、110名がリモートで受けることができました。事務局の英断に感謝です。因みに午後は休校となりました。
東日本大震災のボランティア経験されたことが動機となり、NPOを立ち上げ、その代表をされている経験豊かなお話でした。「一人のスコップ」より1000人のスコップをつなぐ活動が重要とバイクで被災地を回り困りごとを尋ねて回ることからスタートし、一年の300日被災地、<全国各地>で活躍。実際の仕事は
①現場活動の総合的なコーディネート
②情報の集約と共有し課題を見える化する
③災害ボランティアセンターの立ち上げ支援
④地元組織・団体の立ち上げ・運営支援など
*運営に地元の人が入る事はとても大切である。 長期になると支援の地元化で多彩な支援が可能になる
行政/NPO/社協 等、関わる組織の性質・特徴を知っておく事により、そこに何を求めるか、個々の限界が把握出来る
*日本は災害大国であり、災害が起きると弱者が目立つ。『何をしましょうか?』でなく、『できるメニューを示す』こと
*『復旧ロードマップ』をダウンロードしよう!
まとめ:〇復興を見据えて平時の活動が大切、〇大切な人を守ために必要な準備をすることを強調されました。
滋賀県の人にお願い:滋賀県東岸にNPO拠点となる広い借地を見つけたい=24時間以内に日本中に移動ができる
|
6月30日
AM |
同窓会、
サポートの会、えにしの会 |
『卒業後の活動にむけて』 |
卒業後の関連組織の3つの会から説明と入会受付がありました。下記に違いをまとめます。詳しくはホームページに。
会の名称 |
サポートの会 |
同窓会 |
えにしの会 |
目的 |
レイカディア大学運営をサポートする |
会員の親睦交流、地域活動・ボランティア活動、母校の発展に寄与 |
滋賀県全体の地域に貢献するボランティア活動非営利法人 |
任期、入会条件 |
卒業後の2年間 |
1980年設立、原則的に居住支部に。 |
2018年発足、在校生から可 |
組織・特長的な活動 |
三役(大学事務局との連携・学生募集)
5つの部会:①自主講座(パソコン講座交流講座 ②事業企画(大学への提言・大学祭サポート)
③広報情報(『シニアの学び舎』発行・HP)パソコンなんでも相談
④地域活動(守山市の「地球の森」整備卒業生のボランティア活動実態調査
⑤園芸クラブ(歴代園芸学科卒業生) |
総務研修部、広報情報部(会報は『滋賀県レイカディア大学同窓会』、地域活動部の本部組織と学生募集の協力以外は
活動の中心は9つの支部独自に
<大津、草津、守山、甲賀・湖南、近江八幡、中部、湖東、湖北、高島> |
総務・役員的組織:機関紙『紙飛行機』やわかりやすいHPの開設
地域活動:紙芝居出前、音楽出前(よし笛・女性コーラス)、園芸、健康体操、手造りおもちゃ、昔遊び教室、歴史・文化・観光
研修教育部会:各種講習会、講座別サークル化など需要供給的 |
会費 |
無 |
2000円(年間) |
2000円(年間) |
|
6月30日
PM |
学校法人仏教教育学園理事長
田中 典彦 |
高齢者の自立
『縁に生きる』
|
昨年度、えにしの会主催の講演会で『眼をひっくり返す』の講演をされた先生でした。その題名の歌は、バウルの即興歌で、真意は「わが身を振り返り自分を見つめ直すことの大切さを説かれました。先生は、インドの大学で仏教を学ばれ、宗教の違いによる面白い経験もまじえて楽しくお話されました。しかし、真髄の仏教哲学はやはり難解な事多しでした。
●全ては縁起
「およそ存在するものは皆、種々の側面から相関わり合いながら生起している状態としてある」全ては「状態」としてあると捉える。
●自己
「私」は物として人が色=身体(基本要素、水、火、風)に相関わり合いながら生起し、心の働きをもった人間は五蘊(色、受、想、行、識)が関わりっている五蘊仮和合=私である
●因縁の中で生かされている私たち
縁が変われば因が変わり、因が変われば縁も変わる。縁こそが私の人生を豊かにしてくれる。自分の心に敵う縁を求めて行動する事、実行する
●「人生とは今日一日のこと」「朝は希望に、昼は努力に、夜は感謝」としめくくられました。 |
7月7日
PM |
滋賀県警
関 早紀子
NTT滋賀
上野 |
特殊詐欺をはじめとする身近な犯罪から身を守る方策 |
・オレオレ詐欺、架空請求など特殊詐欺の手口と現状。被害者のほとんどが65歳以上、「自分は大丈夫」という先入観が危い!
・だまされない対策①固定電話は留守電に②ATMでは携帯電話を使わない③キャッシュカードを渡さない、暗証番号を教えない。
・県内で発生した詐欺の手口の紹介。
・年配者向けの防犯アプリのデモンストレーションがありましたが、上手く動作しませんでした。構内の通信状況の所為らしいです。良いアプリと思いましたが、対応キャリアがNTTだけらしく残念でした。 |
7月7日
PM |
滋賀県立大学
中井 均 |
徳川家康と城づくり |
・昨年秋、選択講座「近江の城郭」の講師をしていただいた中井先生の講義。『徳川家康について講義して欲しい』旨の依頼だったらしいが、”自分は人物に興味はなく城の話なら・・・”と返事し今日の内容になったとのこと。中井先生らしい!
・岡崎城⇒浜松城⇒駿府城⇒江戸城⇒駿府城(大御所時代)と家康の居城となった城の変遷。
・天下普請としての膳所城。大津城からの移築の経緯や候補地として他に窪江城と瀬田城も挙がっていたこと、藤堂高虎の関与、他の城との関連など、現場と古文書などの関連性を深く解説されていました。久々に中井節が聞けました。
・昨年の選択講座で城の探訪をしたときのことを想い出しました。改めて値打ちのある授業でありました。 |
7月14日
AM |
しがぎん経済文化センター
西堀 武 |
シニアのためのハラスメント講座
~アンコンシャスバイアスを知る、気づく、対処する~ |
・アンコンシャスバイアス(無意識の偏見、思い込み)とその対処例。
・人間は忘れる生物で1日後には74%のことは忘れる、つまり他人に対する配慮なども直ぐに忘れる⇒たまにチェックシートを用いて自身の偏見チェックをすべき。
・正常性バイアス(自分は大丈夫)という思い込みが危ない。
・パワハラ、セクハラ、モラハラ、グレーゾーンハラスメント(指導や教育の範囲内との境界が判断しづらいもの)の具体例。
・新種ハラスメントの数々。
・パワハラチェックリストで自分の言動をチェックする。 |
7月14日
PM |
- |
クラス会 |
・課題学習報告書の最終チェックについて、改めて記載文章の無断転載などないか要確認。
・来る大学際について、展示内容と準備作業の確認。
・卒業旅行、卒業記念BBQの日程、内容など。 |
8月4日
AM |
住みよいまち&絆研究所代表
奥野 修 |
地域文化とまちづくり |
・「プラムおじさんの楽園」を4つの角度から分析。いろいろな見方、考え方があることを知る。
・地域文化とまちづくりについて
1,古写真からまちの記憶を再現
2,足軽組屋敷と活用を防災まちづくり
3,みのり文庫を子供の居場所に |
8月4日
PM |
とみた腎泌尿器クリニック看護師 松本 綾 |
排尿についての基礎知識 |
「おしっこの基礎知識」では、おしっこのメカニズムやお困りごとについて紹介された。困りごとの対処方法として、予防のための骨盤底筋群体操を行うことが紹介された。治せるものは医院で治し、治らない場合でも改善できるように、おむつ、パッド、尿器の紹介があった。
また、実際におむつを配り、おむつをする実習も行われた。正しくおむつを着けると、思いのほか動きやすいことがわかった。大きなおむつは安くないため、二重にして内側の小さなおむつやパッドのみを交換することも紹介された。
最後には介護用品であるポータブルトイレ3種類が紹介された。
おむつのお世話になる時間をできるだけ短くしたいという思いが強く感じた。 |
8月25日
AM |
近江歴史文化研究所
太田 浩司 |
近江と徳川家康との深い関係
~大河ドラマ「どうする家康」によせて~ |
【連絡事項】
・新学長 市川忠稔氏挨拶。
・45期生募集について、定員オーバになる程の応募があった。
選択科目でも講義いただいた太田浩司先生の近江と徳川家康の関連に関する講座。ドラマにもアドバイザーとして関わっているらしく、いろんなエピソードを披露されていた。
1.徳川家康の来歴
2.越前国敦賀攻め
3.姉川合戦と家康
4.「神君伊賀越え」をめぐって
5.関ケ原の戦後処理
・三河には強い大名が不在で織田家か今川家に依存する必要があった。
・桶狭間古戦場の場所は従来2箇所の説があるが豊明の史跡は?で丘の上説が有力となっている。
・桶狭間以来信長との”清州同盟”は20年続いた。戦国時代にこれだけ長く続いた例は稀である。
この同盟で信長は西へ、家康は東へ勢力を伸ばすことができた。
・三方ヶ原合戦では家康は夜陰に紛れて逃げた。昼間なら討ち取られていたかも。実態は判っていない。
・信康事件は信長の強制ではなく、岡崎(信康)勢;武田、岡崎勢;織田、という権力争いであった。
・関ケ原は中身は豊臣家臣同士の争い、大坂の陣は徳川と豊臣家の争い、であったのが実態。
・姉川合戦は織田徳川の勝利という訳でもなく、合戦後も浅井、朝倉には余力があった。
・本能寺の変後の伊賀越えは、宇治田原⇒裏白峠⇒小川西ノ城⇒柘植⇒加太⇒関⇒亀山ルートが有力である。 |
8月25日
PM |
卒業生の皆さん |
寄付講座
-卒業後のそれぞれの活動事例について- |
卒業生5名の方から卒業後の活動事例の発表があった。皆さん活発に活動されていました。
1.私のボランティイア活動に対する考え方・取り組み方
39期地域文化学科卒 小石秀司さん
|
2. 守山市ボランティイア観光ガイドについての活動報告
38期地域文化学科卒 中務正人さん
|
3.陶芸を通じてのボランティイア活動
37期陶芸学科卒「みな窯クラブ」 栗山 悟さん
|
4.新海浜に生息するハマエンドウ等の保護・育成の取り組み
-卒業後も課題学習の取り組みを継続している活動事例-
39期びわ湖環境学科卒「海浜植物守りたい」
小西慎一さん、リーダ 清田輝夫さん
|
|