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第46期びわこ環境学科 選択講座へようこそ

当学科のための教室での講座や校外学習の様子です  

  選択講座     


1年生前期へ

   1年生後期 びわこ環境学科 選択講座内容:2025年4月~2025年9月
 日付 会場   講師 内容 
 2025年
4月9日 
 第1教室  滋賀県立大学名誉教授
三田村緒佐武先生 
 びわこの謎を解く

琵琶湖は、40万年以上存在した古代湖(=長寿湖:三田村先生の造語)
構造湖(断層で湖が沈んでいる)のため、堆積物で埋まらずに湖が継続できる。
 さらに水の出口(瀬田川)は硬い岩盤で削れないため水の流出も少なく水が枯れることがない。
また、古琵琶湖(大山田湖等)の水は伊勢湾へ流れ出ているため、今の琵琶湖とは別の湖と考えておられる。
 《 一般的には、古琵琶湖から400万年続いて現在の琵琶湖になっているというのが定説 》
 滋賀県
企業庁
吉川浄水場
 吉川浄水場
職員の方々
 上水道の浄化の仕組みを観る

琵琶湖畔(めんたいパーク横)の滋賀県立浄水場、水道水と工業用水を滋賀県南東部地域に供給
取水口は、沖合440mに水面下6m(湖底から2m)の位置にあり、ポンプで汲み上げている。
取水後、網でこし脱臭してPAC(ポリ塩化アルミニウム)で異物を凝集沈殿させた後、ろ過して取り除く。
消毒して野洲希望ヶ丘の貯水タンクに送り、各自治体の浄水場に配られている。
   消毒液:次亜塩素酸ナトリウム、  監視:各種チェックの他に毒物等有無を魚で確認



  2025年
4月25日 
 介護研修室   滋賀大学教授
石川俊之先生
 湖沼学入門・琵琶湖の生態学

湖と沼の違い  
 湖:中央部は水深が深く、植物が生えない(光合成できない) 沼:最深部でも底に植物が繁茂している
琵琶湖の生物(2/19講義の続き・・・深さが変わると生物の種類が変わる
 ・カワニナ:琵琶湖固有種で生物群集(ヤマトカワニナ系 10種、ナカセコカワニナ 9種)
      多景島・竹生島・沖白石の周りは深度50m以上で貝が移動できず固有種となった
 ・セタシジミ、イケチョウガイの生態
 ・十脚類(エビ類)、端脚類(ヨコエビ類)、ミミズ、ユスリカの生態
 ・プランクトン:大きさが重要→小さいものが食べられる、大きいと沈んでしまうから

 介護研修室  滋賀大学教授
石川俊之先生
 湖の水質とは

水質基準:①人間の健康のため(有害物質の監視)   ②生物の生息場所として(生態学的視点)
植物の3大栄養素:窒素・リン・カリウム
・富栄養化の原因物質:窒素とリン・・・カリウムは水に溶け、多く湖等に流入するので管理できない
  富栄養化:植物が増殖→魚が増加 →過度になると水が濁り、匂いがきつく、湖底が酸欠して生物が減る
  極貧栄養湖:摩周湖、 貧栄養湖:十和田湖、 中栄養湖:琵琶湖、 富栄養湖:諏訪湖、 過栄養湖:霞ヶ浦
・pH管理 酸性(6.5以下):貝殻が溶け出す、 アルカリ性(8.5以上):有害なNH3が増加→共に生物が棲めない
・化学的酸素要求量(COD)、 溶存酸素量(DO):水中の酸素量→2mg/Lより小さいと生物が棲めない
 2025年
4月30日 
 笠縫東まちづくりセンター
及び 葉山川
 草津塾
 代表 丸山さん
 草津塾の方々   
 草津塾の取組と今後の課題

草津塾:2000年4月草津市まちづくりを考える事業団より独立
取組 :・葉山川美化活動、 ・葉山川水系の水質調査、 ・湖岸パトロール、 ・こども環境会議
    ・笠縫東小学校の環境活動支援 および いきもの自然学校支援
     (葉山川で植物採取と草遊び、生物調査、学区で草花観察会、ほたるフェスタ等の開催)
   草津市や滋賀県、環境省等と協働で活動やイベントに参加している
課題  ・メンバーの新陳代謝ができず高齢化、   ・休耕田が少なくなり、環境教育の場が足りない
    ・学校の先生の負担が大きい(地域住民の支援が十分でない)
今後  ・子供達には、自然を学ぶ体験学習が重要で継続する
     新しいメンバーを集め、これまでの資料を整理して誰もが見れるようにする
昼食後に葉山川周りを散策した
  ・天井川時代の葉山川の様子(歴史)を学び、活動フィールドの見学と植物観察を行った



 2025年
5月2日  
 第1教室  滋賀大学教授
石川俊之先生
 琵琶湖の治水・利水と琵琶湖総合開発

河川 :  500を超える河川が琵琶湖に流入、うち一級河川は118(姉川・高時川を一緒にすると117)
      一級河川 国が管理(都道府県をまたぐ場合一級河川となる→琵琶湖は淀川流域として考える)
      二級河川 都道府県長が指定・管理する川、  準用河川 市町村長が指定 
琵琶湖流域:降水量 60.6億㌧、 流入水量 河川 40.2億㌧、地下水 7~11億㌧
        貯水量 275億㌧、  流出水量 瀬田川 40~48億㌧、疎水 5.0億㌧、蒸発量 3.5億㌧ 
水の流れ :第一還流 北湖で春~秋にみられる反時計回りの還流(流速 10~30㎝/s)
       発生原因 ①熱成循環→熱による水の循環、②コリオリ効果→自転の影響で反時計回りに回転
治水・利水:琵琶湖総合開発特別措置法(1972~25年間)→淀川水系全体で保全・治水・利水対策を実施
       琵琶湖の保全及び再生に関する法律(2015年制定)→琵琶湖の保全・再生を図る

 水のめぐみ館
「アクア琵琶」
瀬田川洗堰
南郷洗堰
 滋賀大学教授
石川俊之先生
 琵琶湖の治水・利水と琵琶湖総合開発②

・法隆寺の建材、船や生活燃料に使われ周りの山がはげ山になり、瀬田川に土石が流入し水が流れ出にくくなる
 そのため、水害が頻発 → 明治29年洪水では、250日以上も冠水した状態が続く
 行基(奈良時代)をはじめ幾度も瀬田川の治水が行われたが、下流が洪水の可能性があり十分でなかった
・1905年 南郷洗堰が建設→水量調節は、大きな角材を人力で上げ下ろししていた
・1961年 南郷洗堰のすぐ下流に瀬田川洗堰を建設、電動でゲートを操作できるようになった
・水位 5か所で測定した平均値、水位限度範囲 ±1.5m、常時満水時 +0.3m、梅雨期 -0.2m、台風期 -0.3m で管理
     環境保全に配慮した水位で、葦に付いた魚の卵が乾かないように水位調整もゆっくり行われている



 2025年
6月4日 
 大津市立
木戸公民館
 びわこ成蹊スポーツ大学名誉教授
青木豊明先生 
 地球温暖化とは?:講義

大気組成:約27億年前に原核生物であるシアノバクテリアによって光合成をはじめた
       この後、植物の増加と共に酸素が増加し、二酸化炭素が減少して現在の大気成分となった
人類の関わり:古代 地上の資源を使った循環型 → 現代 地球が蓄えた資源を使った貯蓄取り崩し型へ
       電磁誘導で電気を動力へ変換して使用(1881年エジソンがアメリカで初めて火力発電所を建設)
       →産業革命後、温室効果ガスが増加し地球の平均気温が上昇した
温室効果ガス:CO2 63.7%、 メタン 19.2%、 特定フロン 10.2%、 N2O 5.7%
温暖化の他の要因
 ①氷河期 10万年⇔間氷河期1万年(ミランコビッチサイクル)の影響→現在は間氷河期の後半で気温が高くなっている
 ②太陽の黒点の数と平均気温の関係:多いと高くなり、少ないと低くなる傾向がみられる
 ③地球磁場の影響:磁場が弱くなってきている→太陽風の影響が大きくなってきている
現在の地球:水蒸気、CO2等の温室効果ガスの影響で温暖な環境が保たれている
 約33℃の温室効果(地球の平均気温 14℃→ 温室効果ガスがない場合 -19℃)
 伊香立
コンポストセンター
  びわこ成蹊スポーツ大学名誉教授
青木豊明先生 

コンポストセンター長 下田様
 堆肥化プロジェクト

 ・2010年10月に大津市の補助を受け、志賀町民の生ごみを回収して堆肥化して志賀町に戻していた
 ・2022年4月大津市の助成がなくなり、平和堂等の事業所から出る生ごみを回収するシステムに変更
   (6万㌧/日(生ごみ4万㌧:剪定枝刈草2万㌧を処理)
 ・約15日撹拌(1次処理)→数カ月かけて堆肥化を促進(2次処理)
生ごみの循環使用を実施されているが、実際に見学をして、厳しい環境の中の作業に頭が下がった


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   1年生前期 びわこ環境学科 選択講座内容:2024年10月~2025年3月
 日付 会場   講師 内容 
 2024年
10月16日
 第4研修室  滋賀大学教授
石川俊之先生
 環境を学ぶとは ~環境学習の方法、その観点~

・日常生活内の問題が地域や地球規模の問題と深く関係しているので、様々な問題を発見し関心を持つことで、環境と生活を結び付けて考えることができる。
・環境の専門家は、経験に基づく知識が多い(体験したことは覚えている)。
座学で学んだこと(行動に生かせる知識があること)で、行動する際に難しいと感じにくくなる。
 2024年
10月16日
 第4研修室 びわこ成蹊スポーツ大学名誉教授
青木豊明先生 
 湖や河川を知るための基礎知識

・宇宙、地球の誕生からプレート活動、琵琶湖の歴史(世界3番目に古い古代湖:約400万年)、
琵琶湖の大きさ(水深、貯水量)や水理現象について学んだ。びわ湖環境についての学びがスタートしたと感じた。
 2024年
10月30日
 高島市新旭町針江  元県立虎姫高校教諭
村井利美先生
 校外学習:針江生水(しょうず)の郷かばた について

《 川端散策と水文化、環境への取組の学習、地域の人とのふれあい 》
・朽木のブナ原生林に染込んだ水が地下水となり、琵琶湖に流れる。
針江地区では、地下10~20mまで打ち込んだ鉄管から地下水が自然と壺池に湧き出し、端池に溢れ出す。
野菜・食器等の洗浄に使用し端池で鯉等を活けている。
・年中12~14℃の水温で、夏冷たく、冬暖かい生水を使った独自の水利用文化を今に継承している。
また、湧水が豊富な針江大川には、ナガエミクリ・梅花藻等の水草が見られ、ビワマスも確認できた。
 
 2024年
11月13日
 栗東自然観察の森  滋賀大学環境学習支援士会
橋田卓也先生
前田雅彦先生
 校外学習:ウオーキングから自然観察へ

午前に自然観察の森の散策:紅葉する木々、どんぐりの説明を聞きながら散策
 途中でブルーシートに寝転んで森林浴を体験し、自然を身近に感じて印象深かった。
午後の講義:ウォーキングの効果を学習、特に月1度森林浴でリラックスでき、免疫力向上に効果があるそうだ。
 里山・森林の役割を学習、保全を行うことで自然災害を軽減し、木材を活用してCO2削減に貢献したい。
  
 2024年
11月20日
 介護研修室  びわこ成蹊スポーツ大学名誉教授
青木豊明先生
 琵琶湖の水環境 流入河川など・・・近くの川の水質調査を行った。

琵琶湖: 近畿内の1480万人の水源(西:明石の一部、南:大阪府南端まで琵琶湖の水を利用)
各自の自宅周辺の水路から水を採取して持ちより、水質検査を実施した。

【水質検査結果】
COD:化学的酸素消費量
  数値が高いと有機物(汚染物質)が多く 飲料に適さない
硬度:CaイオンとMgイオンの量
  軟水:硬度10~100、硬水:硬度150~200  水道法の規格:硬度300mg/ℓ以下
電気伝導度:
  水中の不純物(イオン)が多いと数値が高くなる




 電気伝導度(イオン量)と硬度に正の相関がみられる
 2024年
11月20日
 介護研修室  滋賀県 琵琶湖環境部
環境政策課
 滋賀県と琵琶湖のあらまし他

・琵琶湖の学術研究状況(琵琶湖環境科学研究センター研究内容)の説明と琵琶湖の環境と生き物などの変化について講義をうけた。
・琵琶湖に流入する汚染負荷量が減少して水質が改善してきたが、貝類を中心に漁獲量の減少は止まっていない。
・年間平均水温の上昇が続き、植物プランクトンの種類が変化:サイズ15μm→40~100μmと大きくなり、同サイズのミジンコが食べられなくなり、動物プランクトンが増えていないことが原因か?

琵琶湖保全再生計画(平成27年9月28日制定)
 琵琶湖を「支える」→「守る」→「活かす」のサイクルを回すように運営していく

Mother Lake Goals
 琵琶湖版の SDGs として、2030年の環境と経済・社会活動をつなぐ健全な循環の構築に向け、 琵琶湖を切り口とした独自のゴールを設定
 2024年
11月27日
 醒ヶ井養鱒場  滋賀県醒ヶ井養鱒場場長
桑村邦彦先生

元県立虎姫高校教諭
村井利美先生
 校外学習:醒ヶ井養鱒場・・・特色ある滋賀の内水面漁業・養殖業の活性化をめざして -魚の採卵受精実験
        地蔵川・・・「居醒の清水」を水源とする地蔵川での淡水魚「ハリヨ」と淡水植物「梅花藻」の観察

醒ヶ井養鱒場・・・明治11年(1876年)設立の日本最古の養鱒場(県立、運営:米原漁業組合)
        豊富な霊山の湧水を利用し、ビワマス、ニジマス、イワナ、アマゴの養殖、研究をしている。
・養鱒場の周りは紅葉が盛りできれいであった。(温暖化による紅葉の遅れを感じた)
・ニジマスの人工授精を実習。5班に分かれ各班で1匹ずつニジマスの雌から採卵し、雄の精子を授精させた。

     
 地蔵川・・・霊山山系からの豊富な水量をもつ清流でバイカモが見られ、湧水にはハリヨがいる。
  
  

 ・ハリヨ・・・メダカサイズ、トゲウオの仲間で湧水(水温15℃)に棲む絶滅危惧種(滋賀と岐阜の2個体群のみ)
  琵琶湖博物館で撮影
 2024年
12月11日
 草津市立クリーンセンター    校外学習:草津市立クリーンセンター(一般廃棄物の処理場)

・ゴミ投入から最終段階まで順に見学。850℃以上で焼却され、ボイラーで発生した蒸気は蒸気タービン発電機を回して発電(最大3100㎾)。電気は施設内で使用し余分を売電している。→ 焼却場から発電施設へ
・リサイクル施設では、分別され、リサイクルされるまでの流れを学習した。
・環境問題をより身近に感じた。ゴミピットの空気を送風機で焼却炉に送るため、施設内はゴミのにおいがしない、また焼却熱を利用した発電等再生エネルギーを生み出しており、非常に感銘をうけた。

  2024年
12月11日
 介護研修室  環境カウンセラー
井阪尚司先生
 びわ湖の現状と課題

琵琶湖と流域河川の問題点ついて受講した。
・環境改善で二ゴロブナ、ホンモロコ、ビワマス資源量は改善しつつあるが、湖底環境の変化により貝類(瀬田シジミ)が激減。アユも重要な産卵場の姉川が2022年の洪水で川床が泥に覆われ産卵数が大きく減少。
・マイクロプラスチック等のゴミもこれからの課題。
・温暖化で、大型の植物プランクトンが多く発生し、食物連鎖が乱れてきている。
令和3年策定の滋賀県CO2ネットゼロ社会づくり推進計画で、2050年までのCO2ネットゼロ社会づくりを推進
  2025年
1月8日
 介護研修室  滋賀大学教授
石川俊之先生
 湖にはどんな生物がいるのだろう?

琵琶湖、バイカル湖など古代湖は最終氷河期よりも古くからある。構造湖であり断層によって沈降しているため湖が埋まらずに存在している。
2011年の調査で琵琶湖の生物は少なくとも1,769種で、日本の淡水生物の1/3が生息している。
琵琶湖を代表する「アユ」と「ビワマス」から形や口の開き方などの特徴から分類学的なグループ分けができることを学んだ。
  2025年
1月8日
 介護研修室  琵琶湖環境部琵琶湖保全再生課
寺内俊二先生
 琵琶湖の環境保全について

琵琶湖の課題は変遷してきており、治水(水害、水不足)から公害問題を経て、生態系の保全に移ってきた。
具体的には、水草対策、ヨシ群落の保全、マイクロプラスチックへの対応、内湖の再生等について学んだ。
 2025年
1月22日
 介護研修室  地球温暖化防止活動推進員
土佐洋志先生
 私たちの暮らしと地球温暖化

地球温暖化について。IPCC、COPの説明と日本の温室効果ガスの削減目標について。
・滋賀県の地球温暖化による影響(猛暑日の増加、降雪量の減少、生物への影響)→琵琶湖は死の湖になる?
・熱中症対策・感染症対策と各自の取組(家庭での緩和策)の内容について具体的に説明された。
 2025年
1月22日
 介護研修室  大阪ガスネットワーク(株)
主席研究員
前田章雄先生
 私たちの暮らしとエネルギー

日本の1次エネルギーの内訳と消費量についての説明や世界の1次エネルギーの流れや歴史と政界情勢やそれも伴うリスクについてわかりやすく説明いただいた。
 2025年
2月5日
 介護研修室  滋賀県立大学工学部
教授
山根浩二先生
 天ぷら鍋から燃料タンクへ -バイオディゼル燃料の製造、品質、利用技術-

植物からバイオアルコール、バイオディーゼル(BDF)を作製、天ぷら廃油(植物油)からもBDFを作る事ができる。
 BDFは、酸化劣化しやすいので酸化防止剤が必要、また低温では粘度が上がりエンジン始動性が悪くなる。
 軽油への混合制限、副生グリセリンの活用方法の検討が必要など課題がまだ多い。
微細藻類からバイオジェット燃料製造など緊急性に高いものから量産化へ(25年プラント設置→30年100万㌧/年へ)
 2025年
2月5日
  介護研修室  守山市ほたるの森資料館館長
古川道夫先生
 ホタルと環境

ホタル:日本に約50種(世界で約2000種)、ゲンジボタルとヘイケボタルは幼虫が水中で育つ世界的に珍しい種
守山市はゲンジボタルの群生地だったが、戦後環境悪化や水源の減少でほぼ絶滅。市は「ホタルのよみがえる街」事業に取り組み再生に努めた。
雄と雌は互いの発光を確認して交尾する→夜は街の灯りが少なく互いの発光を確認できることが重要な生息条件になる。
 2025年
2月19日
 介護研修室  滋賀大学教授
石川俊之先生
 琵琶湖の生物の特徴とは?

琵琶湖のフナ(二ゴロブナ、ギンブナ、ゲンゴロウブナ)の食性とエラ・腸の発達の関係を学ぶ。
・エラは呼吸と餌を水からこしとる役割を持ち、腸は植物を消化する場合に発達して長くなる。
 ゲンゴロウブナは酸素が多い浅瀬で植物プランクトンを捕食。エラはこしとる機能が発達し、腸も長い。
 二ゴロブナ:肉食(スジエビ、昆虫の幼虫、動物プランクトン)で腸は短い。ギンブナ:雑食(エビ、藻)
その他、貝類、底生甲殻類、端脚類、等脚類等の特徴を学び、水産資源保護の取組についての講義を受けた。
  2025年
2月19日
  介護研修室  龍谷大学名誉教授
竺文彦先生
 生ごみの堆肥化技術と収集システムについて

ドイツでの生ごみ処理について学んだ(堆肥化とメタン発酵による発電)。
ドイツは、焼却による発電の他に分別した生ごみを密閉区画で乾式で発酵(堆肥化)させ、発生したメタンで発電。
日本では、生ごみも焼却して発電しているが、水分が多いためロスが多くもったいないそうだ。
   2025年
3月5日
 あいとう
エコプラザ
菜の花館
 あいとうエコプラザ 
NPO法人
 愛のまちエコ倶楽部
三待 栞
坂本 良哉
 47都道府県に広がる 「菜の花エコプロジェクト」 発祥の地を訪ねる

東近江市の地域資源循環システム「菜の花エコプロジェクト」について学習した。
・転作田で菜の花を栽培し、菜種油の搾油と販売を行い、学校給食・家庭の廃油を引取りBDFや粉末せっけんを作製
 地域でカーボンニュートラルを進めている。 * BDF(Bio Diesel Fuel:バイオディーゼル燃料)
        →BDF製造体験とBDFを使用したゴーカートの試乗を行った。




・もみ殻を炭化させ燻炭を製造→土地改良資材や苗床土に利用、排熱も温水にして給湯、床暖房、搾油プラントに使用
 もみとして吸収したCO2が再発生しないので、排出権取引を利用し炭素クレジット売却し、農家に還元している。

BDFを燃料して走るゴーカートに試乗と施設の見学。


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