レイカディア大学 草津キャンパス
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 びわこ環境学科 学科内容へようこそ

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ここではびわこ環境学科における、選択学科の学習内容について紹介します。
びわこ環境学科の特徴の一つに、校外学習が多いということがあげられます。
現地に赴いて見たり、感じたり、体験するすることにより、より認識が深まります。
びわこ環境学科では教室における座学と校外学習によりびわこをとりまく環境について学習していきます。


1年生前期:2022年10月~2023年3月    1年生後期:2023年4月~2023年9月   2年生前期:2023年10月~2024年3月   2年生後期:2024年4月~2024年9月
1年生後期:基礎講座  湖上散歩 

1年生後期:2023年4月~2023年9月   
 日付  会場 講師   内容
2023年
4月12日 
第一教室 滋賀大学教授
石川俊之先生
湖沼学入門
湖と沼、池の違い。光りがどこまで届いているか。水深が深くなると太陽の光が届かなくなり、水温も下がっていく。
植物が光合成を行い成長できる深さを補償深度とよび、おおよそ透明度の2~3倍である。
2023年
4月12日 
第一教室 滋賀県立大学名誉教授
三田村緒佐武先生 
びわこの謎を解く
びわ湖の生態系について。
びわ湖は長寿湖(生成から埋まってしまうまでの期間が長い)。びわ湖は構造運動によりできた構造湖であり、沈降しているため河川の流入などにより土砂が堆積しても埋まっていくことはなく、長寿を保っている。
びわ湖は流出河川があり開放湖である。死海は流出河川がなく、閉鎖湖と呼ばれる。
2023年
4月26日 
高島市新旭町針江 針江生水の郷委員会

元県立虎姫高校教諭
村井利美先生
針江生水(しょうず)の郷 川端(かばた) ~『きれいな湧水』、『人とのふれあい』~
針江地区の生活と水のかかわりについて、現地での体験を通じて学習します。
湧き水を生活用水として使用し、飲料、調理、洗浄(食器、洗濯、風呂、野菜・・・)など多用途にわたる。
水の利用の文化を今に継承し守り続けている。その様子を見学・体験しました。

朝から雨がふっていました。公民館の前の水車も回っていました。 湧水の温度確認。


家庭の敷地内に自家湧水があります。ちょっとお邪魔して見せていただきました。


途中にあったお土産屋さん。水鳥も雨にぬれていました。


動画:クリックしてご覧ください。
Youtubeに移動します。
 2023年
5月17日
第一教室 滋賀大学教授
石川俊之先生
琵琶湖の生態学
琵琶湖の水質について、人間の健康のための基準、生物の生息場所としての水質基準などその対象により考え方が変わってくる。
環境保全と環境保護、よく似ているが保全は利用することを考え、保護は遮断することを考える。生物が調和した湖沼を考えるためにいろいろな生物の「くらし」を考える。
 2023年
5月17日 
吉川浄水場 吉川浄水場
滋賀県企業局
野田先生
上水道の浄化の仕組みを観る
琵琶湖の沖合から取水した琵琶湖の水を浄化して上水道、工業用水として各地に供給している。
まず、浄水の仕組みを教室での実験で説明していただき、それから浄水場の中で具体的にどのようにして浄水が進行しているか場内を巡りながら観察した。

沈殿作用の実験        琵琶湖の水が最初に入る水槽           沈殿池の前で

沈殿池。光合成を防ぐためカバーをかける     濾過池            できた浄水は草地の下の地下タンクに保管される。

ポンプで希望ヶ丘付近の標高100mほどの調整池におくられる。
 2023年
5月31日
第一教室
水のめぐみ館
「アクア琵琶」 
滋賀大学教授
石川俊之先生
琵琶湖の治水・利水と琵琶湖総合開発
午前中は教室での講義。午後から 水のめぐみ館「アクア琵琶」に移動して実地見学を行う。
琵琶湖治水利水の歴史、琵琶湖の中での水のふるまい等の理解をし、1972年以降進められている琵琶湖総合開発事業の沿革、内容、予算規模、治水、利水としての効果等を知る。一方功罪もあり、多くの自然環境が失われてしまった。2015年琵琶湖の保全および再生に関する法律が成立した。
藤本太郎兵衛の瀬田川さらえに関わる親子三代の尽力を伝える映像。展示による旧洗堰の開閉操作(人力)の再現原理模型による、琵琶湖洪水発生メカニズムの理解。災害と治水の歴史、砂防の歴史等についてジオラマ、用具、記録などの展示によって琵琶湖淀川水系の治水・利水・保全(再生)についての現状と課題について考える。
 2023年
6月14日
木戸方面
日映志賀 
びわこ成蹊スポーツ大学名誉教授
青木豊明先生
地球温暖化とは
琵琶湖の歴史から地球史に至るまで関連付けて説明があった。大気中に含まれる割合としては少ない二酸化炭素やメタンがどうしてそのような大きな影響を及ぼすのか、また地球の核、溶岩、地表、大気圏など地場の起こる原理など興味深かった。
生ゴミ堆肥化システム
生ゴミの堆肥化施設を身近に見学する。
このような施設の見学は実際に生ゴミや剪定枝がどのようにして堆肥として生まれ変わるのか身をもって体験できる。
ゴミの持ち込みから粉砕、発酵と順を追って説明された。
お土産に出来上がった堆肥を希望者全員に一袋づつ頂いた。


生ごみを攪拌しながら送っていく  生ごみはバケットに入れて回収される。洗浄されたバケット置き場

回収された剪定枝                   お土産に堆肥をいただく。
 2023年
6月28日
第一教室  琵琶湖地域環境教育研究会
松井一幸先生
琵琶湖に吹く風①
若狭湾からの風、大阪湾からの風、伊勢湾からの風、季節風、湖陸風などの組み合わせにより影響を受け、近江特有の気象が現れる。
豊富な経験を持つ人たち(漁師、ヨット経験者、農業従事者)からの聞き取りを追体験や観測などにより客観性を高めていく研究をしている。
風や気象にまつわる話を、伝承やそれを裏付けるための観測などを通じて教えていただき、琵琶湖の風土を身近に感じることができた。
 2023年
6月28日
第一教室
滋賀県琵琶湖環境部
森林保全課
西脇先生、西田先生
フクロウ先生の森・守塾 
滋賀県の森林の割合(面積)は50%であり、そのうち天然林が52.8%、人工林が43.7%である。三上山は人工林、武奈ヶ岳は天然林である。
森林の役割は非常に多岐にわたっており、適切な管理が重要である。
最近は木材の特徴を取り入れた建築も増えてきている。
森林の持つ水、空気などの環境浄化、災害防止など物理的な効果に加えて、心理的なぬくもりや癒しなどソフト面の効果も重要であると思いました。


模型を使用して大雨が降った時の森林の働きを確認する。
手入れされていない森林では土石流が発生する。
  2023年
7月12日
木戸・志賀方面 びわこ成蹊スポーツ大学名誉教授 
青木豊明先生
生可能エネルギーについて
電気の発見から現在までの歴史について学びました。
各種の再生可能エネルギーについての特徴をまなびました。
フィールドで田んぼの用水を利用した小型水力発電について確認しました。


用水へ発電機を設置   発電した電気で照明が点灯するのを確認した    実験完了後の発電機の撤去作業
2023年
7月26日 
第一教室 滋賀県立大学名誉教授 
三田村緒佐武先生
琵琶湖淀川水系の治水と利水と環境を診る
琵琶湖淀川水系の治水と利水の歴史を学んだ。1986年の近代河川法は治水が重点で、1964年治水と利水の体系的制度の整備が行われた。
1997年には治水と利水に加えて環境についても考慮されるようになった。
未来に向けて、治水、利水、環境の3つの視点で水系といかに付き合っていくべきか。
2023年
7月26日  
第一教室 滋賀大環境学習支援士会
橋田卓也先生・前田雅彦先生
びわ湖の今と昔を学び、これからを考える
高度成長期(1955年)を迎え人間の生活に変化が起きた、便利で豊かな生活で安全安心となったが、それに伴って、自然環境も破壊されるなど大きな変化があった。それを改善するべく行政も含めあらゆる計画が実行されてきた。
2023年
8月2日 
彦根地方気象台 彦根地方気象台
山崎誠道先生、気象台スタッフの方々
滋賀の気象環境・大気環境
滋賀県の気象特性と防災気象情報について学んだ。そのあと彦根地方気象台を見学した。
彦根地方気象台は明治26(1893)年10月1日から観測を開始し、その後現在に至るまで場所を移転しておらず、戦時中も含めて観測を継続しているため、蓄積されたデーターは過去との比較研究などにおいて重要なデーターとなっていることを知った。


気象台の玄関前にある桜の標準木   気象台で一番高い場所。風向、風速、日射、日照を観測。


四方が開けており、障害物が無いので気象観測に適している。


建物内は明治の建築が残り、良い雰囲気   展示室でのラジオゾンデや雨量計など
2023年
8月2日  
米原高等学校 多賀町立博物館館長
小早川隆先生
元県立虎姫高校教諭 
村居利美先生
プランクトンで水質を調べる
ビワクンショウモはびわ湖全般に多く出現する植物プランクトンで美しい勲章の形をしている。
ところが時々この同心円の形が崩れたものが出現する。
形の崩れと、びわこの水質との間に関係があるのではと観察を行う。
顕微鏡でビワクンショウモの同心円で形のきれいなものと崩れたものの数をカウントし、その割合を計算しました。


顕微鏡の操作方法の説明を受ける     顕微鏡下の映像をモニター画面に表示    ビワクンショウモ(半分かくれているが)
 2023年
8月30日
伊吹山 伊吹山もりびとの会
多賀町立博物館館長
小早川隆先生
元県立虎姫高校教諭 
村居利美先生
伊吹山の自然観察と保護
伊吹山でフィールドワークを行い、伊吹山の地質や植物について観察する予定でした。ところが山頂についたら、濃霧と凄い風。
ドライブウェイの入り口で山頂の見晴らしは悪いと警告されていたのですが、まさかこれほどとは。山の天気ですね。
フィールドワークは中止して、彦根キャンパスに移動。そこで座学となりました。


山頂の駐車場。濃霧と強風   湖北の景色、福井側の景色も濃霧の中で見えず。


天候が良ければ、山頂からこのように見えるはず。
  2023年
9月20日
第一教室 おおつ環境フォーラム
西山克己先生
環境活動紹介とNPOの役割
おおつ環境フォーラムを参考に環境活動におけるNPOの役割について学んだ。
環境NPOが抱える問題(活動費用、会員の高齢化、参加者の広がりなど)や、環境NPOだからこそできること(自己資金だけではできない活動ができる、産官学の支援、行政に対する提言、多くの会員の多用な能力が活かせる)の説明を受けた。
   2023年
9月20日
第一教室 地球温暖化防止活動推進センター
キャリアアドバイザー
来田博美先生
環境学習プログラムに向けて①
環境教育は問題の本質や取り組み方法を自ら考え、解決する能力を身に着け、自ら進んで環境問題に取り組み人材を育てることが必要。
環境学習を進めるにあたっての考え方や注意点を学びました。


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