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 日時  テーマ 内容 
 2022年
10月14日
 テーマ、グループ分け これまで課題学習委員の方がクラス全員にテーマ案についてのアンケートを取られ、その集計結果を元にテーマ集約⇒グループ分けを行った。
・9月の課題学習の第2回アンケート調査について、集計一覧表及び分類・集約表説明
 7分類のほうでいく声が大勢を占める
・グループ分けの方法
 前の黒板に7分類の表を作りひとりづつ希望する分類の下の欄に名前を記入し、以下のテーマ別に5つのグループに分けた
  草津関連・・・7名
  そば関連・・・7名
  伝統工芸・・・5名
  歴史関連・・・10名;2グループに分ける
・残りの時間を班分けされたグループ毎に今後の課題学習の進め方について議論した
アンケート集計結果は以下参照
第1回アンケート集計一覧.pdf へのリンク
第2回アンケート集計一覧.pdf へのリンク
第2回アンケート分類案.pdf へのリンク

当日のホワイトボードコピー
以上の議論はとても悩ましい内容でしたが、委員の方が良くまとめていただけたと思います。
お蔭さまで楽しく課題学習に取り組めそうです。多謝です(筆者)
  2022年
11月11日
 グループ分け・テーマ設定 午前には、大教室で事務局から連絡事項の伝達があり、課題学習クラス活動中に校外に出るグループは必ず事務局に伝えるようにとのことでした。
午前中にはすべてのグループ分けが決まり、それぞれグループごとに話し合いが持たれました。
 確定したグループ分けは、「移動や複数所属も可能」という柔軟な確認がされていましたので、所属グループの計画が明らかになった時点で、一名 が体調を鑑みて他のグループへ移動する事もできました。
午後からは、各グループごとに調査の進め方を話し合ったり、図書館に出かけたり、外に調査に出たりしました。

 
学年全体のテーマ一覧は以下
課題学習テーマ一覧221202.pdf へのリンク

 2023年
3月7日
 中間発表

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 課題学習のグループ単位での活動が動き始めて、4か月が経ちました。とは言っても、年内は、ほぼ計画・立案で終わったグループがほとんどなので、発表形式は「自由」でおこなわれました。
 グループ名は、2グループがテーマとメンバーの数に因んだネーミング。残りの3グループはメンバーのアルファベットをくっつけたり、漢字をくっつけたり共通のネーミングです。 チーフの名前と同じ近江の有力者を祀る神社名『沙沙貴』に「組」つけたのは皆に直ぐ覚えられたベストネーミングです。
 グループ名 テーマ  発表の様子 概略
 草津レインボー 草津の歴史と文化    *自分の住んでいる草津をより詳しく知ろうと集まりメンバーの6人が草津在住。

*大學に一番近い草津地域を選択の授業で学んだことが皆無に近く、概略だけでも種々新しく知ることがあり、完成が楽しみな内容でした。
 蕎麦好き七人衆  近江の蕎麦     *最初に進め方を説明されました。
*調査対象が全県域なのが大変な事や、蕎麦の栽培時期があることから課題別グループが決定する以前から、先行して取り組まれた。
*それだけに、蕎麦の成長に合わせて取られた写真もありました。

*「蕎麦食べ歩き」をクラス全体にも誘ってくれているので認識があり、課題み共感が持ちやすいです
 地文連帯 鶴酒寺家(カクサイジャー)  近江の伝統と技・未来に紡ぐ
  ~「近江上布」「下田焼」「近江の酒」「伊吹の薬草」~    
発表終了後、珈琲をすすりながら、 「おちょこ」の作品鑑賞中。
 *調査の対象である、近江上布・伊吹の薬草・下田焼き・近江の酒について、其々の担当から、説明された。

*実際に体験で作った近江上布の栞や下田焼の「おちょこ」を教室で紹介されました。
*一見、バラバラのようなテーマでしたが、まとまると良い課題だと思われました
 TOKI(朱鷺)の会
 ”『塞王の楯』ゆかりの地を巡る”    
応募者多数の講演会に行けただけでなく
限定人数しかもらえないサイン入り本をゲットなんとラッキーな事でしょう。
* 直木賞受賞作品『塞王の楯』に関連する各地をめぐるテーマで、A4一枚の計画書はびっしり埋まっていて、既に何回も4人で各地を回られています

*その中でも著者の今井省吾氏の講演もあちこちで参加、穴太積み関連会社へのインタビュー等活発に活動されている様子が伝
わりました。
 沙沙貴組  近江における城下町の形成と変遷
~時代、城主等による変化と特色について~     *「歴史」という大きなくくりから、ここまでテーマを絞り込むのに、充分話しこまれたグループです。

*城下町=大津、膳所、安土&八幡、彦根、佐和山の城下町に担当を割り振って進められます。

その例として、大津の城下町、一般にガイドされない城下町の痕跡も見つけるそうでユニークなまとめとなりそうです。

課題学習報告会   2023年9月1日 及び 9月8日

 レイカディア大学における学業等の総まとめ、課題学習の発表日、今年は2日間に分けて、全学科・全グループの発表を聞くことが出来ました。この日は43期生のみの「基礎学習」の日でしたが、44期生も多数参加され、意欲的な質問や感想が寄せられました。
 どの発表からも、チームで楽しみながら且つ、深く課題に取り組まれた様子が伝わりました。それだけに、ひとつの課題発表が20分間で、発表15分と質問5分という時間配分でしたが、もう少し発表に重点をおいても良い気がしました。
 また9月1日には、完成した『第43期 課題学習報告書』冊子が配布され、見ながら報告を聞きました。同時に今年からはHPでカラーデジタル版が閲覧できます

テーマ  目次 【グループ名】 & メンバー 
 『草津の歴史と文化』
  1. 旧草津川今昔
  2. ものつくりの文化・草津の源流を探る<製鉄遺跡>
  3. 草津八大名所の一つ古き宿駅「野路駅」
  4. 織田信長が草津を大切にしたのはなぜ?
  5. 草津から生まれた逸品「観音寺納豆」
  6. 草津宿の食事の再現
  7. 北山田の蔬菜園
 【草津レインボー】…目次の数字の担当者
  1. 大〇
  2. 山〇一
  3. 谷〇
  4. 国〇
  5. 内〇
  6. 村〇
  7. 伊〇
           
   ・『七色の笠』の衣装で登場された時、場内は一瞬騒めきました。グループ名の【レインボー】にちなみ、リーダーのパートナーに手作りしていただいたものです。今年、市内神社の祭り「草津サンヤーレ踊り」が風流踊りの一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。その『草津の伝統文化』の情緒が漂いました。

・メンバーの殆どが草津在住の為、訪れた所は13箇所、関連セミナー11回参加という勢力的な数ですが、時間的負担がなく回れたそうです。

・また、現地で学んだ資料を基に草津宿の当時の宿の食事を自宅で再現調理したり、今や納豆小屋以外何も残らない観音寺納豆づくりににも挑戦したりと実験的研究もありました。(右写真)

<まとめ>長年住みながら、訪れなかった事が無かった所を多くの訪れ、史跡の数の多さと歴史的価値の高さを痛感した。古くから生産・文化・交通の要衝として栄え、今に至る、魅力あふれる住みよい街である事を実感し、将来の飛躍を願う
 
  
テーマ  目次・概要 【グループ名】 & メンバー 
 『近江の蕎麦を訪ねて』
 
 ~見て訊いて食べて
     考える~
  1. 先ずは蕎麦を知る
  2. 日本の蕎麦栽培の歴史を知る~伊吹山麓発祥地説は?~
  3. 近江の蕎麦を調べる(多賀・米原・高島・東近江・長浜・の栽培状況)
  4. 体験(味・栽培・蕎麦打ち)
  5. まとめ

 【蕎麦好き六人衆】
  • 東〇       平〇
  • 西〇       松〇
  • 花〇        山〇
       
     蕎麦グル―プは、「クラス活動」として何カ所も蕎麦の食べ歩きに連れて行って頂いたので、「味」のまとめが中心になるのかとおもいきや、文献や現地の聞き取りなど豊富で、「近江の蕎麦」の全容を学術的にまとめられました。
<まとめ>
 五穀に含まれないが栄養豊冨な蕎麦の栽培は、古くから近江の風土に適し、山岳仏教の地で仏僧の食材とされた歴史的背景もあり、盛んに栽培されていた。その後時代に翻弄される事もあったが、今では「近江の食文化」として華々しく蘇り、美しいそば畑の景観と共に地域の活性化に利用されている。

 なんやかんや言っても、冒頭に会場を和ませた都都逸、『信州信濃の蕎麦よりもわたしゃあんたの傍がいい』も一理ありますが、『信州信濃の蕎麦よりもわたしゃ近江の蕎麦が良い』と、「おつな味」で発表を締めくくられました。
  
テーマ  目次 【グループ名】 & メンバー 
 『近江の伝統・技を未来に紡ぐ』
 
  1. 下田焼
  2. 近江の酒
  3. 近江の薬草
  4. 近江上布
  5. まとめ

 【地文連帯 カクサイジャー(鶴西寺家】  …目次数字の担当者
  • 1.寺〇 
  • 2.西〇     〇家    (西〇)
  • 3.(鶴〇)
  • 4.〇田
  
  『鈴鹿山麓小さな村のよもやま話』
  鍋家渡支雄 
     <まとめ>「近江の伝統文化」について、一つにテーマを絞らずに、好きなテーマを選んで、それぞれの歴史や技を調べました。共通に「近江の自然環境を生かして生活の中で作り出されたものでした。 その技を未来に紡ぐという視点で現地に赴くと、下田焼と近江の薬草は、時代の変遷と人から人への技の伝承が難しい現実を目の当たりにしました。

 そのような時代の変遷はありながら、何百年と紡がれている近江上布や近江の地酒の商品価値を私たちが再認識し、地産地消を心がけていく事が大切かと思います。

 四つの近江の伝統品を生活に取り込む一例として、近江上布で作った手作りコースター(メンバーのパートナーの協力)に下田焼きのおちょこ、近江の地酒、近江の漢方薬(胃腸薬)をお盆に載せて「全員(全品)集合写真!」でアピールしました。

*メンバーの鍋家さんは、このグループの体験・見学やまとめの論議と並行して、個人課題にも取り組まれ『鈴鹿山麓小さな村のよもやま話』(サンライズ出版)を自費出版されました。村の歴史&民俗学として貴重なまとめです。大学事務局の依頼があり、今秋11月、基礎学習の講師として語って頂きます
 
テーマ  目次・概要 【グループ名】 & メンバー 
 『塞王の楯』
 ゆかりの地をめぐる

 
  1. はじめに(今村省吾氏プロフィール)166回直木賞受賞
  2. 楯の穴太衆  穴太衆積年譜、穴太衆末裔粟田建設社長との面談、                     大津城攻防(穴太衆積みと国友鉄砲) 
  3. 矛の国友鉄砲衆  鍛冶鉄砲の歴史、国友一貫斎の生涯
  4. ゆかりの地をめぐる 
  5. まとめ 塞王の楯をめぐる旅を終えて
  6. 各自のあとがき・感想

 【朱鷺(TOKI)の会】
  • 栃〇      
  • 奥〇  
  • 金〇
  • 今〇      
     
     ・メンバーの四人が、仕事やボランティア活動が日常的ある中で、必ず全員が揃って、関連地の訪問、展覧会、講演と貪欲に訪ね歩きました。

・今村省吾さん関連イベントでは、人数限定の「著者のサイン入り本」や「近江牛」をゲットされ、幸運なご褒美もありました。
 最終段階から、メンバーの一人が入院という事態となり発表は3人となりました。
<穴太衆より>・穴太衆は「100年経過しても崩落しない」高い技術を受け継いでいる。しかし入札価格競争には崩れる今の実態を知ると落胆します。

<まとめ>をTさんが執筆、(左画面より抜粋) 
 *作者が読者に伝えたかった事は何か?人の心の矛盾こそ己たちなのだ…<矛盾の形>形を変えた現代の戦争抑止についても一脈通じるところがあるかもしれない
 *戦国時代の高い技能集団=穴太衆・国友衆・甲賀衆の存在に強い刺激と感動と近江の誇りも感じることができました。

テーマ  目次・概要 【グループ名】 & メンバー 
 『近江における城下町』
 
 ~古きを偲び、
    その今を訪ねる~
  1. 観音寺城下町~六角氏が発展させ、織田氏安土城に引き継が           れた町~
  2. 安土・八幡城下町~信長の安土から豊臣の近江八幡~
  3. 大津城下町~商業・物流の拠点としての城下町~
  4. 膳所城下町 ~武士中心の政治都市~
  5. 佐和山及び彦根城下町 ~織豊期に発展、                             徳川期にその果実が収穫された町

 【沙沙貴組】          
          …(数字)は目次の数字に対応
  • 岡〇 (1)    高〇(2)
  • 佐〇 (3)    岩〇(4)
  • 〇田&岡〇  (5)  
     
     ・グループの4人が見守る中、沙沙貴組長の端的明瞭な報告で時間通りの報告でした。発表後に44期生から、「これからの自分たちの研究に大変役立つ」と賛辞の声がありました。

・発表は、先ずテーマやその城下町の選定の背景のへ説明がありその後に、各城下町の地図上に、実際調査した城下町の写真が順々に挿入され、一緒に城下町を巡り歩いているかの様でした

<まとめ>
・古来時間をかけて育成した城下(観音寺城・佐和山城)と戦略上新たに築城された城下町とは形成やその後の推移も異なる
前任地から移転してきた、武士・職人・財力のある商人が町形成の中心層となる。農民だけ残された城下の後には往時の形は遺らない。
・移住者により維持された城下町は、各々の盛衰を繰り返し、現在の市街に引き継がれている
・今調査で見えてきたこと:城下町の形成と維持発展に重要な役割を果たしてきたのは城主・武士ではなく、生活の場として逞しく生きる町人達であり、市街地はだからこそ現在に存在している。

以上で、報告会は終了し、在校生としては、この草津キャンパスを去ることになります。残すは米原会場での卒業式を待つばかり。

そのため、以下のセレモニーがありました。

思いを形にして贈る

     
 卒業生から大学への記念品目録を贈る
  総学科長⇒副学長
副学長(左)から心が熱くなるお言葉がありました。
 大学祭の収益金が『こども笑顔はぐくみ』へ大学祭実行委員長から寄付され、感謝状を授与。
 大学祭での頑張り、特に園芸学科や陶芸学科の方々、ご苦労様でした
全てが終了した後、 43期地域文化学科長に『25人の感謝の涙』を贈る
とフランス語で書いたラベルを貼ったワインを、副学科学科長から贈呈。周囲を囲んだ皆からも、心から御礼の拍手を贈りました。
        仲間と共に 楽しかった2年間ありがとうございました。  

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