HT |
成形するにあたり、粘土の柔らかさ(硬さ)がとても重要だと感じます。柔らかすぎるとフニャフニャで歪んでしまうし、硬すぎると成形に力が必要で、ヒビも入りやすいのでそのあたりが難しいです。絵付けや釉掛けはその素材の癖があり、熱がかかると色々と変化するのでイメージとは異なる出来上がりになることが多いと思います。もっともっと勉強しなければいけないと感じます。粘土を捏ねたり、長時間指で成形したりしていて肩や背中が痛かったり指がつったりちょっと恥ずかしいです。ごくたまにですが、ほぼ考えていたとおりのものが出来たとときにの満足感はすごいものがあります。 |
KM |
今まで陶芸作品を見るのが好きで造形の美しさや釉薬の色彩に見入ることがたびたびでした。自分でも造ってみたいと思い陶芸学科に入ることができ、早や半年が過ぎました。元々物作りは好きでしたので何とかなるだろうと思っていましたが、実際にやってみると造形そのものの難しさに苦労しています。一番難しいと思ったのは同心円上に成形することと、作品の厚さを均一にすることです。同じ課題(例えば湯呑み)を複数回、同じ重量(kg)で成形しても、内外径や肉厚がバラバラな仕上がりになり、なかなか形が整いません。イメージ通りに修正しようと思っても手を加える程に変形してしまって、結局そこそこの形で妥協せざるを得ませんでした。また釉薬に至っては釉薬の名前と色見本から想像する出来上がりの色彩が全く異なってしまい、これも思い通りに行きませんでした。でも、やはり自分が造った初めての作品には感動しています。まだ4つの課題の作品を造っただけですが、失敗した所や、他の人の作品の着想や彩色を参考に改良を重ねて行こうと改めて意欲が湧くこの頃です。 |
TM |
子供の頃から粘土遊びが苦手だった私が、大人になるにつれ、なぜか陶芸がしたくなってきて、60歳を越えやっと念願叶い楽しませていただいております。第1回目コップと花器。何となく雑ながら形ができ、最大の面白みである施釉の前日にはワクワクしてなかなか眠れず、遠足の前日の小学生に戻った気がしました。どんな色が出るかを楽しみに近場の釉薬をかけました。出来上がりは色が薄い。ゴスで模様を付ける時は触らないようにしているはずが、そこいら中触っていた様で無残な作品になりました。2回目の壺。今度こそはと丁寧に施釉したつもりが甘かった。やっぱり変な色になってしまいました。次こそとの思いが高まるばかりです。 |
ZI |
陶芸の右も左も分からない本当の初心者ですが、先生や先輩の助手の先生に教えてもらい半年が過ぎました。陶芸の間口と奥行きの広さに圧倒されつつ、未知なるものを自ら体験できることが一番面白いと思っております。うまく作品が作れませんが、今後も長く陶芸を続けて行くつもりです。 |
ST |
絵画や彫塑などは自分が表現したいものが直に表れるが、陶芸は窯に入れ焼成する分、不確定要素が多く自分の思い描いたものにならない事が多い。熱や炎の力を借り、思いがけず魅力的な発色のものになるなど、予測外の出会いが楽しい。 |
TS |
灘先生の器の指跡の柔らかさ、温か味が心地良く、できればその表現に一歩でも近づければと思っています。 |
AS |
ロクロを回しての作成ではないので、思ったより簡単に作ることができる。先生及び助手の先生方が親切に教えてくださる。釉薬につける秒数によって色の変化が変わり、とても楽しめる。教室の雰囲気がとても良く楽しく学べる。 |
SY |
陶芸はまったくの初心者で最初はかなり戸惑っていましたが、先生や先輩の助手の先生の指導のおかげで何とか作品を仕上げることができています。しかし、いずれの作品も厚みが不均一で太く、表面はデコボコで重量も重いものばかりで陶芸の難しさを痛感しています。ただ、これらの作品に釉薬を掛けると、いずれの作品もそれなりに見栄えのするものに化けました。釉薬による色彩の変化には特に興味深いものがあります。これからも手捻りの難しさを楽しんで行こうと思っています。 |
ST |
陶芸には「粘土による造形」、「釉薬掛け」、「焼成」といったステップがあり、それらが全くうまくいって1つの作品が出来ます。基礎的な技術をきちんと習得することが安定的に意図した作品を作り出すことにつながり、習熟するにはそれなりの努力が必要であります。また、満足いく作品を作り出すためには、これらステップに創意工夫を凝らす必要があります。この様なことから、私にとっては大変面白味及びやり甲斐を感じる創作活動であります。まだ始めて半年で、分かった様なことは言えませんが、もし自分がイメージした通りの作品が出来た時には、その喜びは大変なものであると思います。 |
MK |
初めての課題(湯呑4個)のために切り分けた2kgの粘土が上手く捏ねられず、ろくろと手が連動せず、道具が使いこなせず、もちろん思うような形には仕上がらず、落胆と不安からのスタートでした。けれども講師の先生と助手先生のおかげで、なんとか完成までこぎつけることが出来ました。形づくり、素焼き、施釉、本焼きの過程での偶然が、世界にたった一つしかない作品を生み出してくれる陶芸は、回を重ねるごとに次回作への期待が広がり、魅力が高まります。 |