選択学科 第43期陶芸学科2年後期        陶芸学科トップページへ   学習内容へ 


講師紹介


2年後期の講師を務めていただく、岡田 勲先生を紹介します。

信楽焼でも独創的なデザインで色鮮やかな釉薬から、温かみのある釉薬を使った色とりどりの器を作陶されています。岡田勲先生は京都府出身、大学を卒業後、伝統工芸の専門学校へ。陶芸の基礎を学んだあと、信楽焼の陶器メーカーで製造に携わりながら、独学で陶芸の腕を磨かれた。2017年に独立し「岡田陶工房」を開き、陶芸家として日用雑器を中心に作品作りを続けておられます。
(COLUMN テーブルライフ オフィシャルコラム より引用)

2023年4月12日

岡田勲先生の初日の授業。装飾用の道具作りを行います。事前にご用意いただいた筒型の粘土が2種類、これをローラーに取り付けて使います。ローラーは100均で売っているものから取り外して代用します。最初に、筒型粘土の周囲を白紙(トレーシングペーパー)で包み込み、周囲の面を計測しハサミで切り出します。切り出した白紙に器の表面に描きたい模様を描きます。これを粘土に巻きつけて、上から尖ったものでなぞり、あたりをつけます。粘土の凸面がローラーを廻した跡に凹むことをイメージして、彫刻刀やデザインカッターで筒型粘土を彫ります。筒型粘土を細工するときの軟らかさが微妙で、彫りにくさと鋭角の出しやすさが相反します。ローラーは連続した模様を付けたい時には大変便利です。また、単発模様のときは印花を使いますが、考え方は同じです。今日は終日、装飾用道具の作成でした。これは後日素焼きして完成です。夢中になりすぎて、クラスメンバーが奮闘する写真を撮るのをスッカリ忘れていました。

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2023年4月13日

まずは、手びねりで球体を作ります。この場合、U字型にするときに上部に厚みをつけておきます。アルミのボウルなどを使いながらコロコロと転がし球状にしていきます。もしヒビ割れてきたら(中の空気が膨張しているので)穴を開けて修正します。それでも直らない場合は、ヒビ割れの両側を水で濡らしてドベ状にしてなじませていきます。型を使う場合は、円形の型で印を付けて粘土を円形にくり抜きます。これを型に被せて四方から型になじませ半球体を二つ作ります。二つの半球体の接合面に傷をつけドベで球体に接着します。接合面がピタリと合うことが大切です。大きな球体ほど難しくなってきます。

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2023年5月17日

今回は蓋物の製作です。 1つ目は先月学んだ球体からの蓋物制作。2つ目は粘土の塊(かたまり、円柱や四角柱)からの蓋物制作。 球体は前回の学習成果もあり、比較的手慣れた感じで各自の制作が進みます。ただ、球体の最終形をどうするか。柿、カボチャ、動物など、そのデザインによって、難易度が変わってきます。特徴をいかに表現するか。スマホで検索するなどして、各自奮闘します。全体が概ね象れた後は、蓋の部分をイメージして、大胆に切り込みを入れていきます。また、加飾の方法をいくつか学びます。4月の授業で作成した印花を使ったり、色の異なる粘土によるパーツ作り、化粧粘土の使い方など、様々な技法を教わりました。

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2023年5月18日

昨日、作って乾燥させておいた粘土の塊を蓋の部分と底の部分に切り分けます。重ね合わせる部分にあたりを付けるため、5mm幅のテープを使います。蓋の部分は、5mmの縁を残すようにくり抜いていきます。底の部分は、蓋が収まるように外側から5mmの部分を削りとり、その内側の5mmの壁を残し内側をくり抜いていきます。塊を二分してくり抜いていくので、タタラで作成するよりは上手く蓋と底がかみ合うものと思っていたが、くり抜いていくうちに力のかかり方で変形したり、乾燥度合いの違いで大きさが変わったり、中々思う通りにはいきません。蓋物はやっぱり難しいです。

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2023年6月14日

今日は岡田先生の指導の下で4月から5月にかけて作ってきた作品に釉掛けして、灯油窯と電気窯に窯詰めし本焼きします。午前中は、撥水剤の塗布・下絵付けを行いつつ、午後から行う釉掛けに備えて、手作りの”釉掛け鋏”の作成を行いました。釉掛け鋏も購入すると高くつきますが、太い針金をうまく成形することで、そこそこの機能を有した道具ができます。今後の陶芸活動にすごく参考になりました。

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2023年6月15日

この日は展開図から立体を作る方法です。タタラの扱い方、折り曲げる角の処理や展開面の起こし方と接着の処理など、今までやってきた手法の中では最も最終形が整いやすい方法ではないかと実感しました。最初は桝形にトライし、午後からは少し複雑な展開図でチャレンジしました。

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2023年7月12日、13日

7月授業のテーマは「空洞のドーナツ」状のものをどの様にして作るか?という手法を学び、それを活用し大型の作品を成形することです。 筒状のものから発展させた大型作品は、花器に仕上げたり、オブジェであったり、各自の個性があふれます。途中、6月授業で成形した “タタラから展開図を立上げて作った作品”の素焼きが完了していたので、釉掛け・窯詰めを行いました。

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2023年8月9日、10日

2年生の授業も残すところ、あとわずか。陶芸の授業も9月は釉掛けと先生からの作品講評だけなので、実質的に8月が最終回となりました。
9日は授業開始前から熱気むんむん、やる気満々の雰囲気です。テーマはなく、自由作陶ということで2年間の集大成に取り組みます。そして自ずと”大型作品”に手がける仲間が続出。これは窯詰めが大変そうです。素焼きは2回に分けて、本焼きも灯油と電気の併用になりそうです。でもみんな楽しそうです。目がイキイキしています。

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2023年9月7日

岡田先生最後の授業。この日は8月に成形した自由作陶の釉掛けと前回までの作品の講評がありました。
釉掛けの指導は、岡田先生が8月の私たちの釉掛けの様子をご覧になられて、”居ても立っても居られない”ほど未熟だったので、急遽カリキュラムに加えられました。釉薬の攪拌は以前からやっていましたが、さらに100目のふるいで丁寧に濾して、作品ごとにどの様な方法で掛けるのがベストかを事前検討し、(予行演習してから)大胆かつ細心に掛けていきます。今までの私たちは時間に追われ、かなりザックリと釉薬を掛けていたのが、バレました。成形には時間をかける割りに釉掛けで台無しにしていた私たちの変な価値観というか慣習を大いに反省させられました。もっと早く指導してもらっていたら、と悔やまれます。
思いのほか釉掛けに時間がかかったので、14時30分頃からの駆け足での講評となりました。2年間の集大成というよりは、まだまだ陶芸を続けていこうとするメンバーが多いので、次に向かっての意気込みを感じる各自の作品紹介で、岡田先生より講評を受けました。授業終了後に、私たち学生から岡田先生に半年間のお礼の気持ちを伝え、学校からは助手先生に感謝の意が示されました。本日、岡田先生からの最後の贈り物”個別釉掛け指導”を受けた作品を灯油窯に窯詰めし、8日終日をかけて焼成、12日窯出しの予定です。最後のお楽しみです。

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2023年9月12日 最後の窯出し(作品)

9月12日、先日最後の岡田先生の授業の際に釉掛けし窯詰めした作品を朝9時から窯出ししました。皆さんの渾身の大作が揃った最後の本焼き、灯油窯ということもあって期待と不安が交錯します。そっと扉を開け、まずは大きな問題が生じていないことに安堵しながら、順次手前の作品から窯出しを行いました。破裂するような大きな被害はなく、無事焼成できたようです。皆さんの作品をご紹介します。

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