レイカディア大学 草津キャンパス

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 第47期びわこ環境学科 学習内容
選択講座(1年・後期)

 日付  テーマ  講師  概要
 2026/4/15  [学ぶ]草津塾の取組と今後の課題 草津塾代表・36期卒業生
丸 林 浩 二さん
草津塾は1990年代後半の急激な都市化を背景に、1987年に草津市の事業として開設され、2000年に市民運営へ移行。「まちづくり」「大人の生涯学習」「子どもの体験学習」を柱に、葉山川での美化活動や水質調査、めだか池づくり、琵琶湖岸パトロール等を展開してきた。笠縫東小の環境学習支援では、学年に応じた自然体験を継続し、子どもが水に触れる機会を増やす成果がある。一方で、メンバーの高齢化と世代交代の停滞、転入者増による担い手確保の難しさ、参加年齢の上昇、休耕田減少による菜の花PJの休止などが課題。行政と市民のパートナーシップで、シニアの社会参加と学びを通じた地域づくりを目指す。



【草津塾模擬体験】
 [観る]葉山川の見守り、他(校外学習)
【校外学習 草津塾・葉山川】
2026/4/21  [学ぶ] 湖沼学入門  滋賀大学 
石川 俊之教授
湖・沼・池の違いは?という問いかけから、前半は琵琶湖に住む貝類(巻貝、二枚貝)、甲殻類(十脚類、短脚類、等脚類)など多くの固有種が、沿岸帯や深底に分化して生息する点を紹介。
後半は琵琶湖に生息するプランクトンと光環境、補償深度の概念から「湖」の定義を説明することで、琵琶湖に対する理解を深めることができました。

 [学ぶ] 琵琶湖の生態学 生態学とは生物と環境の関係を扱う学問で、湖の様々な水質基準、富栄養化の仕組みを通して、水中環境がどのように評価・管理されているかを学んだ。富栄養化は窒素やリンの増加により植物プランクトンが増殖する現象で、水質悪化につながる一方、魚類資源の増加という側面も持つ。
豊かな湖とは、人が利用しながらも生態系が保たれ、「泳げる・飲める・食べられる」環境を目指すことで、そのためには、治水や水質浄化技術だけでなく、湖岸や水草など生物の生活の場を守る視点が重要である。

2026/5/13  [学ぶ] びわ湖の謎を解く  滋賀県立大学
三田村 緒佐武名誉教授
雑談を中心に、正規分布の5%にあたる考えも含まれているという前提で、古代湖の条件、琵琶湖の生い立ちを紐解きながら、琵琶湖の原型といわれた大山田湖、阿山・甲賀湖、蒲生沼沢地の各湖は異なる湖で、現在の南湖の位置に誕生した堅田湖が琵琶湖の原型であり、琵琶湖は移動しなかったと説明。
琵琶湖は世界の古代湖同様、構造運動による構造湖であり、西岸断層帯に連動しては沈降する「沈降構造盆地」であることが長寿湖の所以と説く。
さらに、琵琶湖は固有種を多く育む進化の場である一方、近年は人為的富栄養化により湖沼遷移が加速し寿命が縮みつつある。湖水の滞留時間は長く、汚濁の回復には世代を超える時間が必要で、琵琶湖を守るには水質改善だけでなく、生態系全体の動的平衡を再生する視点が求められると締めくくった。



 [観る] 上水道の浄化の仕組みを観る(校外学習)  吉川浄水場 職員  【校外学習 吉川浄水場】
 2026/5/26   [学ぶ] 琵琶湖の治水・利水と琵琶湖総合開発  滋賀大学 
石川 俊之教授

琵琶湖には500以上の河川が流入し、そのうち118が一級河川である。
野洲川・安曇川・姉川が、琵琶湖の三大流入河川で、地下水や湖底湧水も重要である。
琵琶湖の水収支では、流入は降水・河川流入・地下水等で、流出は蒸発・取水・瀬田川からの流出等になる。計算上の平均滞留時間は約5.5年となるが、実際の入れ替わりは15~20年とされ、湖内での熱成循環・風成循環等により環流が生じることも影響する。
瀬田川が唯一の流出口であったことから、1200年前から川浚いが行われてきたが、明治29年の豪雨では、水位が+4mを超える大洪水となり9千もの家屋が流出・半壊、約85千もの家屋が破損・浸水するなど大きな被害が発生し、その後、治水・利水の目的で洗堰が造られた。
戦後の水需要増加を背景に1972年から琵琶湖総合開発が始まり、下水整備、湖岸堤(湖周道路)、浄化センター(矢橋帰帆島)、人工河川などが整備された。治水や水質改善に効果があった一方、湖岸の浅瀬や湿地の消失など生態系への影響も大きかった。
事業は1997年に終了し、2015年の琵琶湖保全再生法により、自然環境保全、水質改善、外来種対策、農業・観光・景観など多面的な保全が進められている。
週末に校外学習で訪れる、瀬田川洗堰の基本情報も解説頂きました


[学ぶ] 琵琶湖に吹く風①
~ケシキミと風の伝承調査~
琵琶湖地域環境教育研究会
松 井 一 幸さん
近江の気象研究35年かかわり、琵琶湖博物館の支援で始まったビワコダスやSIMOWESによる気象データ観測を今も継続している。
大気は対流圏から熱圏まで4層に分かれ、地球規模ではハドレー循環や偏西風などの大気循環が働くが、琵琶湖周辺では若狭湾・伊勢湾・大阪湾から季節風が吹き、昼は湖風、夜は陸風といった湖陸風が特徴的である。琵琶湖沿岸集落では、古くから北風のマキタ、東風のカツノイブキ等、固有の呼称が残っており、湖上での生業に大きくかかわってきた、聞き取り調査では経験者からの情報整理と現象の追体験が重要である。近年はWindy.comや気象庁データに加え、ビワコダスとアメダスの観測網が風の可視化に活用されている。
ビワコダスの実際のデータを見せてもらいました。



 2026/5/29   [観る] 琵琶湖の治水・利水と琵琶湖総合開発   滋賀大学 
石川 俊之教授
【校外学習】アクア琵琶・瀬田川洗堰
 [学ぶ] フクロウ先生の森・守塾  滋賀県琵琶湖環境部
森林保全課 職員
森林の健全性は、手入れの有無により大きく異なり、間伐が行われた森林は光が入り木が太く育ち土壌が安定する。一方、放置林は暗く植生がなく、表面侵食や土砂流出を招く恐れが高くなる。
近年はシカの食害、豪雨増加、猛暑などにより植生衰退や災害リスクが高まっているが、森林は、水源かん養、土砂災害防止、さらに日本の約9割を担うCO₂吸収等多面的機能を持ち、SDGsにも貢献している。また、建築物に木造利用を推進することは、「都市における第2の森林づくり」として、カーボンニュートラルへの貢献も期待される。
災害を防ぐには、間伐などの森林整備に加え、治山ダムや斜面の緑化などの対策が重要であり、健全な森林サイクル(植える・育てる・収穫・使う)を維持することが持続可能な森林経営につながることを理解しました。
森林の健全性の違いによる土砂崩れや、砂防ダムの有り無しによる土石流の実験が面白かった




 2026/6/17     [学ぶ] 地球温暖化とは?  びわこ成蹊スポーツ大学青木 豊明名誉教授   
 [観る] 生ゴミ堆肥化システム  
 2026/7/8   [学ぶ観る]
再生可能エネルギーについて
 びわこ成蹊スポーツ大学青木 豊明名誉教授  ( 校外学習 )木戸方面・日映志賀
 2026/7/22    [観る] 伊吹山の自然観察と保護  元滋賀県立虎姫高等学校
村居 利美教諭
助手 43期卒業生
真崎 健さん
 ( 校外学習 )伊吹山
 2026/8/5  [学ぶ] 滋賀の気象環境・大気環境  彦根気象台 職員
村居 利美さん 
 
 [観る] プランクトンで水質を調べる  
2026/8/26   [学ぶ] 琵琶湖淀川水系の治水と利水と環境を診る   滋賀県立大学
三田村 緒佐武名誉教授
 
 [活かす] びわ湖の今と昔を学びこれからを考える  滋賀大環境学習支援士会
橋田 卓也さん
 
 2026/9/9  [活かす] 環境活動紹介とNPOの役割  おおつ環境フォーラム
西山 克己さん

 [活かす] 環境学習プログラムに向けて①
 滋賀県地球温暖化防止活動推進センターキャリアアドバイザー
来田 博美さん

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