43期生1年前期の講師を務めていただく、灘さとみ先生を紹介します。 |
灘 さとみ 先生
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選択学科「陶芸」における初めての授業です。 次に、陶芸で使用する各種道具について、信楽の専門業者(丸二陶料㈱)の方から説明がありました。 午後は、年間履修計画を説明していただいたあと、自分の陶芸作品に刻印するための“落款づくり” を行いました。 陶芸で使う道具の中には100均などで安く代替できそうなものもあるので、事前にもっと情報収集しておけばよかったと思います。 また、落款は他のメンバーの作品に混じると本当に自分の作品を見失うので必ず必要です。また、シンプルな刻印にすると他のメンバーと被るので要注意です。 |
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座学で、陶芸の基本、製造工程における各種技法、11月から実践することになる手捻りによる作陶ついて講義を受けました。 (初心者の感想②) |
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初めての作陶(成形)の日、第1回目は直湯呑みの制作。
まず、信楽白土400gを用意。そのうち、約150gの粘土を球状に丸めてロクロの中心に置く。それを円く均等になるように叩きつぶし、厚さ1㎝、直径80㎜の湯呑みの底辺部を作る。
円形からはみ出た部分は、針やヘラでカットし、円形の底辺部周囲1㎝の幅に傷をつけ、水(又はベト)を塗る。
ヨリ(ひも状に均等に伸ばした粘土)を作り、傷をつけたところに乗せ、底の部分との継ぎ目を消すように、しっかりと上下・内外から粘土をなじませ一体化させる。
2段目以降は少し細めのヨリを作り、上に積み重ね、同じ様に継ぎ目を消すように上下・内外から粘土をなじませる。この同じ作業を粘土がなくなるまで繰り返す。
積んでいく途中で、器の外側・内側の凸凹を整える。内側は高く積上げると手が届きにくくなるので早めに整えていくほうがやりやすい。ヘラ、コテ、プラ製カード等を使う。
積みあがったら、器の高さを調整するために、ロクロを回しながら針で印を付けるようにして上辺部を切り揃える。
切り口は水で濡らしたなめし皮で滑らかに整える。
最後にワイヤーを使って、ロクロから切り離す。1人につき、3~4個の作品ができた。
(初心者の感想③)
初心者にはワクワクドキドキの待ちに待った日です。経験者とは、その作陶のスピード、出来栄えにかなりの差がありますが、少々不細工であっても唯一無二の“味のあるイッピン”ができ、それなりの満足感はありました。次こそはという向上心も湧いてきました。
この日は、自分のことで手一杯で、写真を撮る余裕がありませんでした。m(_ _)m
この日は高台作り。(高台とは湯呑みの底に設ける支えの台のこと) 昨日成形した湯呑みは、乾燥し過ぎないようにビニール袋を被せて、触ってもベタベタしない(形が変わらない)加工しやすい絶妙の状態に保ち、この日を迎えた。 器を逆さにしてロクロの中心部に置き、ロクロを回しながら器が中心にくるように微調整する。その後、器の周囲3点を少量の粘土で抑え固定する。 ロクロを回しながら、底面の高台となる部分に針で印を付け、カンナで穴が開かないように削っていく。外側から削り、次に中心部を削る。 出来上がったら、最後に自分の落款を押し、成形段階の完成となる。 (初心者の感想④) 高台もかなり難易度が高い工程でした。そもそも完成度の低い初心者の作品は、器の中心がズレ、高さも一定でないため、削りの作業は一段と難しくなります。 先生からは、最初に行う直湯呑みの制作は基本が詰まっていて、数をこなすよりはひとつを確実に作るように指導を受けていたのですが、上手くできないと“次こそは”と完成度の低い作品の数だけが増えていく始末で大いに反省しています。 |
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今日は直花入れの成形です。目標は、直径13㎝、高さ20㎝、厚さ1㎝(面取りを行うため)の円筒形の花入れ。オプションとして、20㎝積上げた後に、内側に向け径をすぼめていく。 (初心者の感想⑤) |
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今日は面取り。ロクロで成形した作品には、そこに部品を足すことと削る工程を加えることで、作品がより多様に変化していきます。今回は削る方(面取り)を行います。 (初心者の感想⑥) |
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年が明けて最初の陶芸の日、43期生にとって初めての窯詰め(素焼き)を行います。 (初心者の感想⑦) 素焼き窯入れについては、ほぼ全員が初心者でした。自分たちに当番が回って来たときに適切に対応できるように、先生や助手の先輩方の指導内容にしっかり耳を傾けました。皆さんの作品の焼成を担当すると思うと責任重大です。 |
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予熱を行っている間に、前回、面取りの際に残した粘土約50gを使って、簡単な陶人形(テーマ:虎)を作りました。 私の“虎”はどこから見ても“猫”でした。猫に見えるだけましか?と自分に言い聞かせています。 陶人形の作成工程のお手本です。 |
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素焼き、窯出し。授業開始前から、助手の先輩方の指導のもと、全作品をバケツリレー方式で、順次、窯から取り出し陶芸室に運び込みます。
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本日、私たちの初めての作品の本焼きが終了し、窯出しを行いました。 (初心者の感想:最終回) |
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今日は今までの経験を活かして、大型の作品を作ることに取り組みます。高さが高くなるにつれて、作成中の器は不安定になります。各自、自由に大胆な作品に取り組みました。結果が楽しみです。 |
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朝9時から素焼きの窯出しをして、各自、バリ取り、撥水剤の処理、下絵付けと進めていきます。今回は2回目ということで、事前に構想していたプランに沿って、着々と作業が進みます。1月に作った“陶人形(虎)”も絵付け、釉掛けを行います。 午後、早めから釉掛けの工程に入ります。前回より、2~3種釉薬の種類を増やし、それぞれのプランに沿った釉掛けを行いますが、中々うまくいきません。窯詰めは、釉薬の飛びを配慮し、かつスペース効率を考え、また窯詰め作業で手につく釉薬が他の作品につかないようこまめに手を洗いながらの作業になったため、結構時間がかかりました。今回の本焼きの窯出しは3月22日に行い、この作品は4月5日から滋賀県立美術館で開催される“第5回レイカディア大学陶芸作品展”に出品する予定です。 |
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今日はボランティアの日(午後の屋外での活動は雨で中止)。午前の講義開始前に先日窯詰めした本焼きの窯出しを行いました。私たちにとっては2回目となる本焼き、今回も無事(?)仕上がりました。1回目と違って、今回は皆さんの釉掛けの工夫が一目瞭然です。作品の成形自体も皆さん独創的でしたが、釉掛けも大胆になってきました。虎の置物もできました。 |
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助手の先輩方から、釉薬が溶けて “せんべい”が引っ付いた作品があったので、グラインダーを使って釉薬の除去の仕方を教えていただきました。 |
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