(41期陶芸学科有志)
2019年12月9日(月)~12日(木)
大安の日にスタート
穴窯の魅力は、穴窯作品でしか見られない景色にあります。それは薪で焚いたことにより出る灰が、
作品の中の長石と高温で反応し青緑色にガラス化したもの(自然釉)です。
窯詰は全部神山先生がして下さいました。窯の中は並べながらどの作品にもよく火があたるように互い違いに置いたり
頭を使います。置く場所や向きによってうつわの景色は変わります。窯詰めは中腰で行う大変な作業です。
窯詰めが終われば、いよいよ焼成にはいります。
始めに、焼成がうまくいきますようにと火入れの儀式があります。
祝詞を上げて、拝礼。お酒と塩を飾ります。
器には、棚板と作品が焼き付いてしまわないように“童仙房”というサクサクの土を底(高台)につけていきます。
レンガを積んで、隙間も童仙房を使います。
初日はたき火のような“炙り”から始まり、徐々に温度を上げていきます。
窯の正面には二つ焚き口があり、始めは下の焚き口から手前のほうで薪を燃やしていきます。
途中からは下の焚き口を閉じて上の焚き口から薪を投入していきます。
窯焚きにはたくさんの薪が必要です。
先生の窯では、木曽の松を使っています。
窯焚きは2人1組になって、薪を投入していきます。
お酒と塩が飾られている
1300度を越えると火の色が黄色くなります。
窯詰から4日間3交代で、薪を燃やし続けました。
初めての穴窯体験、
点火までは、12月の信楽、寒かった!火が点いたら熱かった!
4日間早朝から24時間お疲れ様でした。
先生、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
出来上がりは??
ひょっとして私たちも陶芸家!!
今回は、越前に続き瀬戸の研修でした。
2019年10月3日クラス全員で南草津に集合、
貸切バスで一路瀬戸へ
焼き物の原点である「野焼き」 前日の天気予報では、
雨で当日までハラハラ。
当日の朝8時に決行が決まりました。
野焼は熱を閉じ込める窯がないので、
焼成温度が低い(700℃~800℃)
その為食器や花器には向かない。
置物や人形、オブジェなど個性的な作品を
との先生のお言葉でした。
後日、私たちの野焼きの作品が出来上がって来ました。
いつもの窯で焼いた作品と全く違う出来上がりでした。
荒々しく、迫力があります。
卒業生と在校生約200名の作品を2年毎、一堂に展示致します。
自由に土と遊び五感から生みだした感性を
指先で作り出した個性豊かな美しさを
感じ取っていただければ幸いです。
下のURLをクリックすると陶芸展の動画を見ることができます。
https://www.dropbox.com/s/2bj12d76oebasyt/sakuhinten.mp4?dl=0
2018年10月27日に
「信楽野焼きフェスティバル」が開催されました
焼き物の原点の「野焼き」を通して、焼き物の良さを知るイベントです。
神山先生はじめ、レイ大陶芸科の先輩たちが参加されていました。