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9.森川先生の「まちづくり講座」
2024年7月23日(火)より森川先生の「まちづくり講座」が始まりました。
草津校でのまちづくり講習、大津での校外学習、学習の振り返りの計3回です。
(1)7月23日(火)の講座
「まちづくり」とは何か、説明があった後、全員が考える「まちづくり」について発表した。
まちづくりは、1970年頃の高度経済成長期に日照権の問題などから始まり、1980年代市民参加の形態となった。
都市計画法などが制定され、1990年初ボランティア元年となり、NPO法などが整備された。
また、「まちづくりの課題」、「大学卒業後の取り組みたいこと」などについて各自が考え、発表を行った。
<森川先生の講義の様子>
<課題発表の様子>
(2)8月6日(火)の講座
「まちづくり」の具体的事例を学習する目的で大津を訪問しました。
午前にテーマ型まちづくりのモデルである大津百町館を、午後に地縁型まちづくりのモデルである平野コニュニティーを訪問しました。
テーマ:大津の町家を考える取り組み
・大津の歴史を大津京成立から、大津城築城、港町・宿場町・
テーマ:平野学区の町づくりを考える取り組
・森川先生が、
街づくりに関与する人は、一つは「風の人」で当事者でない人で逃げる余地がある。
もう一つは「土の人」で当事者で逃げる余地がない。
地域コミュニテを支える「土の人」の重要性が高まっていることに共感した。
<午前、講義の様子>
大津百町館にてテーマ型まちづくりを学習
大津の町屋は「大津の町屋を考える会」を中心にして守られてきましたが、考える会の今後の課題として「高齢化」と「人」をあげられていました。
どこの組織も同様の問題を抱えているようです。
「町屋を守りたい」という考えをお持ちの方、是非、大津百町館にお声がけしてみてください。
大津百町館の奥は、町屋の風情を残しています。
「大津の町屋を考える会」で老朽化していたこの町屋を自らの手で復旧させたということです。
町屋の内部です。
土間は吹き抜けとなっており、黒く燻された梁が残っています。
板間を上がると六畳の間、大広間(床の間、違い棚)があります。
土蔵、離れ、中庭
大津駅を下車し、大津百町館に行くまでの間、大津の町並みを散策し、町屋、見どころを写真に収めました。ご覧ください。
写真をクリックすると拡大します(ギャラリー方式で掲載)
<午後、講義の様子>
平野コミュニティにて、地縁型まちづくりの実例を学習しました。
この中で以下の紹介がありました。
・「平野学区わが街つくる会」への参画
・「われら平野探偵団」発足
・行政とのパイプ役となるための「平野円卓会議」の開催
・担い手が老齢化している現実
(3)8月20日(火)の講座
まちづくり講座の3回目、今日が本テーマ最後の講座であり、かつ選択講座の最後の講座でもあります。
地域文化学科まちづくり講座を受講し、8月20日には終盤、6チーム(A~F)別に討論し、午後は各人各様の取り組み方について発表しました。
人生経験の深い学科員は年齢に応じて身近にできることを発表しました。
すでにボランティア活動を通じて行っていることをさらに続けていくもの、新しく町内会組織を応援して発展を目指すもの、また自分の趣味を活かして活動を始めようとするものなど真剣そのもの。
まちづくりは自分の街に愛情を注ぎ、好きになる意識が大切ですが、町民の中には、自治会活動の意識が不足していたり、不参加者も多く、まちづくりに難渋している事実も発表されました。
高齢化、少子化が現実化している今こそ、長年培ってきた私たちシニアの力こそ社会に貢献して恩返しをすべきと感じています。
いつまでも丈夫で健康でありたいとつくづく思わずにはいられません。
<午前の部>
森川先生から若干の説明を受けた後、自分でまちづくりに関するテーマを決め、その内容についてグループ討議しました。
<午後の部>
午後からはグループ単位で討議された個人のテーマについて簡単な発表がありました。
発表内容は、個人のテーマの内容に加えて、そのテーマについてグループ内でどのような話がされたのか、本人とは別のグループの方から発表がありました。
順不同で皆さん発表の様子を紹介します。
これで全ての選択講座が終了しました。