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<小谷城跡の見学>
見学日 2023年10月31日(火)
場所 小谷城
天候 晴れ
10時に小谷城戦国ガイドステーションに集合し、車で乗り合わせ番所まで行きました。
好天に恵まれた中、中井均先生の案内で小谷城を見学しました。浅井三代の居城で1525年ころに築城されたとのこと。
長政やお市の方、茶々、初、江の一家が暮らしたであろう大広間跡(千畳敷)は山の中腹にあり、その上に京極氏の館、父久政の館が続き、
その先に中井先生の言われる本丸であったであろう山王丸が見事な石垣が残していました。石垣は壊されている部分があるとはいえ、圧巻でした。
小谷城はすべてで石垣を築いていましたが、秀吉の軍勢がしばらく居城(約3年間)した後、退去する際に石組みを壊してしまったので、
今はその跡が残るのみでしたが、残った石垣を見て想像すると小谷城の壮大さが偲ばれます。
15時に下山し全員無事に帰路に就くことができました。
見学コース こちらをクリック⇒史跡小谷城跡(小谷戦国歴史資料館発行)
見学場所 | 見学の様子 | 備考 |
戦国ガイドステーション~番所跡(駐車) ~観光案内板 |
戦国ステーションに集合し、この場所から車で番所跡まで移動 今日は山王丸まで上る予定です。 |
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途中の景色 | <虎御前山と竹生島> 左中央部が小谷山と対面する虎御前山、右中央部湖面に小さく写っているのが竹生島 <長浜方面> |
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お茶屋跡~馬洗池 | <お茶屋跡> 茶屋とは江戸時代の呼び名で実際はなかったのではないかとの推論 <御馬屋敷跡> 馬屋となっているが、これも江戸時代に名付けただけでここまで馬は上がってこれない <馬洗池> |
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赤尾屋敷跡 桜馬場 |
<赤尾屋敷跡> 1573年(450年前)、長政が自刃した場所といわれている。 屋敷跡途中に縦掘りの堀があり、斜面は急峻、簡単に横切ることができないようにしているとのこと <桜馬場> 礎石があり、建物が立っていたと推察される。大きな土塁もあった。 |
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大広間跡 本丸跡 昼食 |
<大広間跡(千畳敷)> 焼け跡、焦土は確認されず。焼けて落城したものではない。 礎石などからかなり大きな建物が立っていたと考えられる。お市、茶々、初、江などが居住していたであろうと推察 水は馬洗池に貯水されていたものと思われる。 <本丸跡> 石垣が残っているが、積んでいる石が小さく、明治時代に積んだのではないかと思われる。 この場所は一番高いところではないため、実際は本丸ではなかったと思っている(中井先生)。 昼食(休憩) |
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大堀切 | 本丸の高さとその対岸の高さが一致しているため、堀切の高さは山を削った分に相当している。 岩盤も見られ、相当な労力を費やしてできた堀であろう。 |
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中丸跡 京極丸跡 |
中丸跡 京極丸跡 |
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大石垣 | 野面積みの石垣 |
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山王丸 | この尾根では一番高い場所にある。当時、ここが本丸であったと考えられる。 山王丸は秀吉が命名した。 今回はここで終了 |
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下山(麓にて) | 皆さん、無事下山しました。 たいへんお疲れさまでした。 中井先生の解説を聴きながらの城郭探訪はとても有意義な時間であったと思います。 次回の校外学習は11月21日(火)の安土城跡です。 |