44期健康づくり学科 課題学習2 :チーム くいしんぼうFive の活動内容を紹介します。
学習テーマ:長寿県滋賀の郷土食を愛し、食べ尽くそう!
`滋賀の郷土料理やスイーツ等の食について、歴史背景や食材の現状課題・栄養面を調査しつつ,試食を重ねて理解を深めます’
<活動計画> (下線をクリックするとリンクに飛びます)
2023/11/29 試食会(1回目):近江牛を代表的産地の肥育牧場直営レストランで食す(日野)
2023/12/21 試食会(2回目):熊鍋と余呉湖産ワカサギ天ぷらを食す(余呉)
2024/1/18 試食会(3回目):食材取寄せ真鴨鍋の調理と試食
2024/2/5 学習会:近江の食文化と郷土料理について(レイ大キャンパス)
2024/3/12 試食会(4回目):梅園を愛でながら和懐石弁当と和菓子をいただく(石山)
2024/3/18 中間発表会
2024/3/27 試食会(5回目):ストロベリーファームにていちご狩(守山)
2024/4/4 試食会(6回目):湖魚試食と桜咲く湖上集落散策(沖島)
2024/4/8 調査:琵琶湖の漁業の状況について
2024/4/8 活動を終えての感想
2024/9 (予定)課題学習発表会
2023/10/20 グループワーク(2回目)
学習内容に即したチーム名・学習テーマを決定し、学習テーマの意義を共有しました。
持ち寄った食材・店・調査先についての情報を基にポストイットを使って案を出し合い、訪問先の選定やスケジュール概要・各回の担当について相談しました。
第一案を決定し、学習計画書案の原案を作成しました。
リハビリ中で今回まで欠席のメンバーのえみちゃんには、LINE Groupなどで相談内容を連絡しました。
2023/11/24 グループワーク(3回目)
今回より復帰したえみちゃんも加わり、試食会前半の実施日と概略スケジュールを相談しました。
次週予定の初回近江牛(日野)の具体的段取りを決定しました。いよいよ期待が高まります。
2023/11/29 試食会(1回目):近江牛を代表的産地の肥育牧場直営レストランで食す(日野)<当番:えみちゃん>
滋賀の食材といえば何と言っても近江牛が欠かせません。最初の試食会は、近江牛をテーマとしました。
1 行程
草津駅集合~近江牛レストラン(日野町)~永源寺(散策)~帰宅(草津駅にて解散)
近江牛の代表的産地日野の肥育牧場直営の近江牛レストランを訪問しました。11/29は語呂合わせで’いい肉の日’だそうで、
1年でも唯一無二の日に訪問できて感慨深かったです。食事の前後に、隣接する直営精肉店と近隣の肥育牧場を訪問しました。
(牧場は部外者立入り禁止のため敷地外から牛舎を観察のみ)
本日の行程での歩行は食後の散策を含めて、歩数4773歩,歩行距離3.43km,消費カロリー141kcalでした。(スマートウォッチでの計測結果)
2 食事
2-1 近江牛の歴史
そのルーツは、豊臣秀吉の小田原攻略の折に高山右近が牛肉を蒲生氏郷と細川忠興に振る舞ったことや、宗教的に肉食禁止の江戸時代に
彦根藩で牛肉の味噌漬けを滋養薬用食品として考案し、井伊直弼が徳川将軍家に牛肉の味噌漬けを献上したことに始まり、
明治時代には海陸交通の発達により東京に出荷されるようになりました。
大正年間には全国家畜博覧会で蒲生郡の牛が優等1位となるなど、肉用牛の品評会で度々受賞しました。
戦後(昭和26年)、近江肉牛協会が設置され、近江牛のブランド化が図られました。
(参考文献) 滋賀県ホームページ 近江牛の歴史 https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/chikusan/18262.html
2-2 味わい
店のHPによると日本全国の和牛産地から優秀な子牛が厳選され、オリジナル配合飼料で3年以上の長期肥育(通常は2年~で出荷)された
こだわりの日野牛(完熟近江牛)が供されるそうです。筆者はランチメニューの中から三種鉄板焼定食をチョイスしました。
赤身,サーロイン,ロースかぶりの3部位が少量ずつ供され、それぞれ肉質・脂の比率が異なるため食味もバラエティに富んで味わうことができました。
他のメンバーは、鉄板焼定食と牛赤身肉ステーキ定食をチョイスしました。
三種の鉄板焼定食 牛鉄板焼定食 赤身肉ステーキ定食
2-3 栄養評価
本課題研究のために導入した解析アプリ(撮影した料理の写真を登録するとAIで食材・調理法を判定し、摂取エネルギーや各栄養素の含有量を算出、
過不足を判定する)を使用しました。
1)三種鉄板焼定食
三大栄養素はタンパク質53.5g,脂質55.3gでやや過剰の一方で炭水化物71gはやや不足,合計エネルギー摂取量は954kcal
(3食の標準摂取量が2096kcalのため昼食としてはやや過剰)という結果でした。
その他栄養素では鉄分とビタミン類(A,E,B1,B2,C)は適正量でした。飽和脂肪酸と塩分は過剰の一方で、カルシウムと食物繊維が不足気味でした。
そのため脂質控えめであっさり系の夕食で調整を心掛けました。
2)赤身肉ステーキ定食
別のメンバーが食した赤身肉ステーキ定食も同様に評価しました。
三大栄養素はタンパク質,脂質37.3g,炭水化物39.6gで、合計エネルギー摂取量は616kcalと三種鉄板焼と比較すると全般に2/3程度に抑えられ、
基準値を僅かに下回りました。その他栄養素は三種鉄板焼定食と同傾向でした。
3 食後の散策
食事後に湖東随一の紅葉で知られる名刹永源寺を訪問しました。紅葉の時期の週末ともなると周辺道路や駐車場が大混雑しますが、
平日で混雑もそれほどではなく、百段余りの石段を登ると本殿などの参詣と鮮やかな彩りの紅葉を観賞することができました。
境内の名水コーヒー店で休憩して、帰路につきました。初回の試食会でしたが、メンバーの絆も深まり、課題学習の意欲も高まったのではないでしょうか。
永源寺山門にて モミジの紅葉と黄葉
2023/12/21 試食会(2回目):熊鍋と余呉湖産ワカサギ天ぷらを食す(余呉)<当番:さっとん>
県内でも特に湖北・湖西地方では古くからジビエ猟が盛んで、猪・鹿などが食されて隠れたジビエ王国として通の間では知られています。
今回はジビエの中でも希有な熊料理と、釣り人に冬期のワカサギ釣りで知られる余呉湖産ワカサギ天ぷらを食しました。
1 行程
自宅最寄り駅よりJR新快速に乗車~JR余呉駅(16:30着)~余呉町の居酒屋~JR余呉駅(19:11発)~帰宅(最寄り駅にて流れ解散)
当日は寒波が襲来する予報でJRなどへの影響が心配されましたが、無事に予定をこなすことができました。
JR余呉駅から訪問した居酒屋は約2km,車で往復送迎していただきましたが、一部メンバーはより美味しく頂くため、
往きは冠雪した夕暮れの伊吹山を遠目に見ながら余呉川の川辺をウォーキングして店まで伺いました。
なお本日の行程では、自宅~最寄り駅往復および余呉から店までのウォーキングなどを含めて、
歩行歩数約5000歩,歩行距離4km,消費カロリー170kcalでした。(スマートウォッチでの計測結果)
余呉駅に到着 駅前の観光案内板 居酒屋ののれんと赤提灯
2 食事
2-1 店について
余呉で気さくなご夫婦が地元の方の語らいの場として営まれている居酒屋さんで、女将さんが店を切り盛りされています。
因みに居酒屋の隣にはカラオケバーを併設されてます。一般的な居酒屋メニューの他に冬場は当地産の熊・猪・鹿などのジビエや
ビワマス・ワカサギ等のびわ湖・余呉湖産の湖魚のメニューも豊富で、県内湖北の地酒とともに大衆的な料金で飲食できます。
ジビエ食材は店主ご夫妻の知り合いの近在のベテラン猟師さんが近くで処理したものが供されます。
2-2 味わい
熊鍋は味が濃いのでお酒はビールが一番と女将さんがお勧めと言うことで、地酒も魅力的ですが先ずは生ビールで乾杯しました。
鍋を煮込む前に琵琶湖産のハスの甘露煮と余呉湖産のワカサギを頂きました。ハスは甘辛く頭から骨までまるごと食べられカルシウムを十分に摂取できそうです。
炭酸水を使ってカラッと揚げられた天ぷらは衣サクサク,中身はジューシーで、普段スーパーで調達するワカサギとは別物です。
熊鍋は辛みの効いた当店特製の味噌出汁で、近在のベテラン猟師さんから直接仕入れた熊肉に肉厚の椎茸や野芹などの山菜や地元余呉で取れた野菜を
土鍋で煮込みます。ジビエ肉特有のイメージである臭みは全くを感じません。たっぷりの脂身は、脂っこさは感じずまろやかな食感と甘い食味です。
(その秘訣については3項を参照下さい) 熊肉が初めてのメンバーも抵抗なく満足そうに食されてました。
〆に熊肉や野菜のエキスが詰まった煮汁で煮込んだうどん,もう満腹でしたが別腹のデザートにこれも地元で取れた冬苺とおばあちゃんの作った干柿を頂きました。
先ずは、みんなで乾杯! ハスの甘露煮 余呉湖産ワカサギ天ぷら
熊肉ロース 地元産野菜盛り合わせ 特製の味噌出汁熊鍋
〆の熊鍋スープ煮込みうどん デザートに冬苺とおばあちゃんの干柿
2-3 栄養評価(解析アプリを使用)
熊鍋(熊肉)とハス甘露煮,ワカサギ天ぷらは解析アプリデータベースにないため、それぞれぼたん鍋(猪肉)とイワシ甘露煮,キス天ぷらで代用計算しました。
三大栄養素はタンパク質58.7g,脂質31.7g,炭水化物125.6g,合計エネルギー摂取量は1013kcalと夕食1食分としてはやや過剰な結果でした。
(3食の標準摂取量が2096kcal) その他栄養素では鉄分とカルシウム,食物繊維とビタミン類はビタミンAが不足な以外は適正でした。
一方、飽和脂肪酸と塩分は過剰であった。そのため翌日はあっさり系の腹八分の食事を心掛けました。
P.S. アプリ解析後、後日に肉類の三大栄養素について調べました。(下記、「各種食肉のエネルギー成分表」を参照)
熊肉は他の畜肉類と比較しても真鴨肉とともに非常に低カロリー/高タンパク食品であることがわかりました。
猪肉ではなく本来の熊肉で計算すると、100g当たりエネルギーは約200kcal,脂質は10g以上減少し、
今回の熊鍋のエネルギー・脂質摂取量はともに適正量に収まります。
各種食肉のエネルギー成分表(下記出典より調査作成)
種類 | カロリー [kcal] |
蛋白質 [g] |
脂質 [g] |
炭水化物 [g] |
部位・出典など(生肉,部位別に掲載のある場合はもも肉で比較) |
熊肉 | 38 | 20.1 | 8.3 | 0.0 | *2 Basic Report: 17146, Game meat, bear, raw |
鴨肉 | 118 | 23.6 | 3.0 | 0.1 | *1 食品番号: 11208 食品群名/食品名: 肉類/<鳥肉類>/かも/まがも/肉/皮なし/生 |
猪肉 | 249 | 18.8 | 19.8 | 0.5 | *1 食品番号: 11001 食品群名/食品名: 肉類/<畜肉類>/いのしし/肉/脂身つき/生 |
牛肉 | 235 | 19.2 | 18.7 | 0.5 | *1 食品番号: 11019 食品群名/食品名: 肉類/<畜肉類>/うし/[和牛肉]/もも/脂身つき/生 |
豚肉 | 171 | 20.5 | 10.2 | 0.2 | *1 食品番号: 11130 食品群名/食品名: 肉類/<畜肉類>/ぶた/[大型種肉]/もも/脂身つき/生 |
鶏肉 | 234 | 17.3 | 19.1 | 0.0 | *1 食品番号: 11215 食品群名/食品名: 肉類/<鳥肉類>/にわとり/[親・主品目]/もも/皮つき/生 |
(出典)
*1 米国農務省(USDA)データベース Agricultural Research Service , United States
*2 文部科学省 日本食品標準成分表(八訂)2023年増補版
熊肉は日本食品標準成分表にデータがなかったので、米国農務省のデータベースを参照しました。
日本のツキノワグマと北米のグリズリーベアでは体成分も少々異なるかもしれませんが、、
3 女将さんとの懇談
女将さんからジビエ食材や猟のことなど色々なお話を伺うことができました。また女将さんとの対談記事*も参考にさせていただきました。
以下はそれらの内容の一部です。(*参考文献:長浜生活文化研究所 矢島絢子様執筆 https://naga-labo.org/daily/kintaro/)
・当店のジビエ肉は近所のベテラン猟師さんが余呉の山中で狩猟し、自分の処理場で解体・食肉加工したものを提供している。
狩猟解禁期間は11月~3月だが、熊と猪が一番美味しい年内に獲ったものを冷凍保存している。
野生動物は獲る場所、獲り方、処理方法で食味が変化するので、かたさや臭みを感じないためには仕留め方や解体処理・調理のどれも適切な方法で行う必要がある。
・猟師さんや山菜採りの達人,近所の先輩から土地の食材のことを教わり、美味しい食べ方や味付けのアドバイスしてもらい、オリジナルレシピにしていった。
・長浜山間地での獣害は深刻で猟師による駆除が進められているが、ベテラン猟師さんが1シーズンに捕えられるのは鹿50頭、猪20頭、熊が数頭程度で、
獲った命は無駄にしないことを心掛けている。
2024/1/18 試食会(3回目):食材取寄せ真鴨鍋の調理と試食<当番:さっとん/とみさん>
今回は、湖北地方の冬のごちそうの代表として、真鴨鍋を食しました。
食材の真鴨鍋セットを長浜の店より取寄せ、コミュニティセンターの調理室を借りて、別途用意した野菜とともに食材を持ち込み調理しました。
1 行程
三雲コミュニティセンター調理室
11:45 JR草津駅西口集合(とみさんは直行)→12:30~14:30 調理・食事
→14:30~15:00 片付け→15:00~16:00 ドリップコーヒーを飲みながら今後の活動予定等打合せ
→16:50頃 草津駅西口にて解散(とみさん以外)
今回はmasaさんが参加できなくなったため、急遽楽笑ナインズチームのマーさんに参加して頂きました。
なお本日の行程では、食材買い出しおよび調理などを含めて、筆者は歩行歩数3824歩,歩行距離2.74km,消費カロリー113kcalでした。
外は冷たい雨で近隣散策の予定を中止しましたが、筆者は夕飯後にウオーキングして一日歩数8000歩を確保しました。
2 食事
2-1 湖北での鴨鍋の歴史
「鴨鍋」は真鴨を豆腐やネギなどと一緒に煮込んで食べる鍋料理で、厳しい冬を乗り切るために鴨の身は引き締まって脂が多くのっています。
以前はシベリアから琵琶湖に飛来する真鴨を捕らえて料理していましたが現在は琵琶湖での猟は禁止されており、
地元の料理店では琵琶湖周辺で飼育されたり他県で狩猟された真鴨を仕入れて鴨料理を提供しているそうです。
(参考文献:にっぽんの郷土料理観光事典 https://kyoudo.kankoujp.com/duck-hot-pot/)
2-2 取寄せ食材(真鴨鍋セット)について
食材の真鴨鍋セット(1羽4~5人分)は長浜の川魚店から通販で入手しました。
湖北地方では川魚店で真鴨肉が扱われるのが一般的で、この店は新聞やTVでも度々紹介されています。
新潟産の天然真鴨を職人の手作業で全ての部位を切り分けて皿盛りし、特製の鍋用出汁とセットにしたもので、
真鴨は鉄砲で撃ったものではなく網漁のものが血を流さず美味とされ、米どころ新潟の籾を主食とし網漁で獲った真鴨のみを使うのが店のこだわりだそうです。
(*店のHP https://item.rakuten.co.jp/biwako-uosan/c/0000000100/より)
2-3 調理,味わい
別途調達した野菜など(九条ネギ,セリ,糸こんにゃく,焼豆腐,しめじ,ササガキゴボウ)の食材をいつもの調理実習の要領で皆さんで協力して切分け、
鴨鍋セットに添付のレシピに従って調理しました。
といっても鍋にセットで添付の鴨だしに水を加えて煮立たせたところに、順次食材を投入しあく取りしながら煮込むだけですが(笑)。
骨ミンチの出汁も良く効き、店HPのアピール通りに肉の臭みもなく濃厚な脂乗りにもかかわらず、意外とあっさりした味わいです。
1羽丸ごとの色んな部位の食味・食感を比較して味わうことができ、身も心もすっかり温まりました。
〆に蕎麦を投入し、鴨葱そばを頂き完食しました。
真鴨鍋セット(1羽分) 野菜を切り分けます 下準備完了!
ノンアルコールビールで乾杯! 真鴨鍋が煮上がりました!! 〆の鴨葱うどん
2-4 栄養評価(解析アプリを使用)
三大栄養素は蛋白質43g,脂質14.8g,炭水化物102.9g,合計エネルギー摂取量は700kcalと、
蛋白質が標準量を上回る一方、脂質・炭水化物・合計エネルギー摂取量は標準量以下で、低カロリー高タンパク食であることがわかります。
その他栄養素では鉄分とビタミンB1,B2,Cと食物繊維は充分量を摂取できた一方でカルシウム,食物繊維とビタミンA,Eはやや不足でした。
2024/2/5 学習会:近江の食文化と郷土料理について(レイ大キャンパス)
当チームのテーマである郷土料理について深く知りたいとの思いから、レイ大講師で健康づくり学科の選択講座の食に関する講義と調理実習で御世話になっている
清水満里子先生(管理栄養士,滋賀県栄養士会)に、選択講座の後で特別レクチャーをしていただきました。快く引き受けていただきき有難うございました!
事前にいただいた資料
①子供たちに伝えたい滋賀の味(滋賀県栄養士会編集,2015年)
②かるたで伝える近江の食文化(大津市企業局食べて元気食育の会編集,2017年)
③郷土料理について(清水満里子先生講義テキスト,2024年)
④郷土料理と栄養、レシピ多数(同上)
レクチャーはコーヒーとお菓子を前に事前に頂いた資料をもとに和やかな雰囲気で進めました。まず郷土料理のかるたから話は始まりました。
地域文化学科では調理実習で作った料理を写真に撮り、レイカディア大学オリジナルの郷土料理かるたを作るそうです。
滋賀の郷土料理に関する学習資料
清水満里子先生(左から3人目)を囲んで
1 郷土料理とは
①その地域に根付いた産物を使い、②その地域独自の調理方法で作られ、③地域で広く伝承されている地域固有の料理
・その地域において家庭で伝統的に長く作られてきたこと(一般的には明治時代以前)
・神事、祭り、お祝い事などで地域や家庭で供されてきた
*産物そのものは郷土料理に該当しないので、素材としての‘近江牛’は対象外だが、‘近江牛の味噌漬け’は郷土料理となる。
*名物料理であっても、地域の振興や宣伝を行うための「ご当地グルメ」(例:ブラックバスバーガー)や特定企業が提供する料理、土産菓子などは対象外。
滋賀では食事文化研究会(民間団体)が郷土料理かそうでないかの判断をしているとのこと
2 滋賀の代表的な郷土料理(資料3,4より)
2-1 えび豆
滋賀県では法事や祭り、祝儀に結び付いた豆文化がある。えび豆は琵琶湖で取れるスジエビと畑で栽培された大豆を醤油や砂糖で甘辛く炊き合わせた郷土料理。
「エビのように腰が曲がるまで健康に暮らせるように」という願いを込めて、正月などの晴れの日に食されてきた。
スジエビは淡水に生息する長さ3~5㎝のえびで透明な体にあるすじ状の模様が特徴。
2-2 赤こんにゃくの煮物
近江八幡や湖東地域では冠婚葬祭には欠かせない。赤色は三二酸化鉄を使用。
煮ても脱色せず、健康的にもすぐれた食材であり、華やかなものを好んでいた織田信長が赤く染めさせたなどの説があるがはっきりとは分かっていない。
2-3 かぼちゃのいとこ煮
湖東地方の家庭料理、あづきと野菜の煮物で、神仏への供物を調理した行事色が始まり各地に伝わる郷土料理である。
湖北地方ではあずきと里芋のいとこ煮が食べられている。いとこ煮の名称の由来は、かぼちゃを煮た後にあずきを入れておいおい煮をすることから
名付けられたとのこと←ダジャレですか?(昔の人はかわいいところがありますね)
作り方は、
① かぼちゃと水を鍋に入れ中火で約5分煮ます。
② かぼちゃが硬めに茹で上がったら、ゆであずきと醤油を加え、弱火で10分煮たら完成です。
えび豆 赤こんにゃく煮 いとこ煮
*写真は、農林水産省HP うちの郷土料理(滋賀県) https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/area/shiga.html
より許可を得たものを転載
2-4 その他の郷土料理(例)
伊吹蕎麦:伊吹山麓は日本蕎麦栽培発祥の地であり、昼夜の温度差が大きく蕎麦の栽培に適している。
赤飯:まめで達者にという健康への願いから、家族のお祝い事に作られた。
丁字麩の辛し和え:麩は小麦たんぱく質のグルテンと小麦粉を練って、升目様に焼き上げたもので、植物性たんぱく質が豊富。
ちらし寿司:滋賀では祭りや行事の時に地域ごとに特色のあるちらし寿司が作られる・
にしんなす:北前船で京に向けて入った鰊と夏場に畑で取れたなすびを用いて農家でよく作られた。
くるみごぼう:信楽町上朝宮の三所神社の秋祭りに供えられ、室町時代以前から伝わる料理で、食べると一年間健康で脳卒中にならないと言われている。
煮しめ:元々は11~12月にかけて浄土真宗の報恩講の法要のあとに季節の野菜を使って作る精進料理として作られた。
しじみご飯:セタシジミは琵琶湖の固有種で、具の付け根が厚く鼈甲色の貝殻が特徴
うち豆汁:琵琶湖の湖北地方の家庭料理で、大豆を蒸してきれいな花形して順に鍋に入れていく。火が早くとおり食べ易くなり、大豆から美味しい出汁もとれる。
2-5 滋賀の郷土料理の特徴
・北前船(江戸時代中期~明治30年代に、日本海を往来した荷物船)~鯖街道の影響が大きい:昆布、にしん、鯖などの食材を利用
・漬物・発酵食品が多い:鮒寿司などの熟れずし、伝統野菜の漬物
3 課題
・多くの伝統芸術と同様に、郷土料理もまた伝統を引き継ぐべき人材が不足し、存続の危機となっている。
郷土料理の魅力を上手に発信し、後継人材の確保が課題となるのでしょう。
・琵琶湖の水産資源(湖魚)の資源量・生産量減少
琵琶湖や水系(山林や内湖を含む)の環境保護と,漁業後継者の育成・需要喚起が望まれます。
4 感想
先生には、長時間の講義の後、親切にレクチャーいただき、有難うございました。
御紹介頂いた郷土料理は知ってるものも初めて聞くものもありましたが、それぞれ郷土滋賀の各地域の気候風土や歴史と先人の知恵に根付いた料理
であることを認識できました。伝統を継承しつつも新しい時代にマッチした郷土食として、今後も伝承されることを望みます。
2024/3/12 試食会(4回目):梅園を愛でながら和懐石弁当と和菓子をいただく(石山)<当番:masa>
今回は、梅祭り開催中の石山の里山にある和菓子店の農園内店舗を訪問し、梅園を愛でながら和懐石弁当と和菓子・抹茶をいただきました。
1 行程
10:30 現地集合→11:00~12:00 昼食(和懐石弁当)→12:00~13:00 和菓子・抹茶お点前接待→13:00~14:00園内caféにて喫茶休憩
→14:00~15:00 梅園散策→現地解散
今回は、くいしんぼうFive のメンバー全員に加えてWe LoveSpa♨チームのかんちゃんが飛び入り参加されました。
なお本日の行程では、広い園内散策などで、筆者は歩行歩数5590歩,歩行距離3.97km,消費カロリー164kcalでした。
2 食事
2-1 寿長生の郷について
地元の和菓子店が大津市大石地区の広大な丘陵地を開墾し、菓子の原材料となる農作物を育てられています。
以下は、店のHPに記載されている’寿長生の郷’の運営ポリシーです。
「四季折々の花を咲かせる約350種の樹木と320種の野の花、そして野生動物と共生し自然と向き合い、恵みに感謝しながら、それぞれの仕事を担い集う。
自らが育てたものでおもてなししようという想いが自給自足を求め、炭を焼き陶器をつくり、ニホンミツバチを養蜂し土を耕す。
美味しい菓子を届けたいと願う一人ひとりの思いが重なり、今日も郷の工房では菓子づくりの湯気が立ち上っています。」
また基礎講座の講義で管理者から御紹介いただいた山門水源の森と同様に「生物多様性の保全が保たれている区域」として、
国の定める『自然共生サイト』に認定されています。
2-2 和懐石弁当とお茶席
□弁当:季節の厳選された素材で仕上げたお料理が漆芸つづらに込めて、二段重で供されます。
□お茶席:広い庭園と背景とした茶室で、月替りの主菓子(今月は若菜)とお抹茶を頂きました。
2-3 味わい
和懐石弁当は二段の重やお椀、鉢に季節の多様な食材がちりばめられ、薄味仕立てもしっかり出汁が効いて和食の奥の深さが感じられました。
お茶席ではよもぎの風味と粒餡の甘味を、開放感あふれる広い庭を背景に裏千家流のお点前とともにゆったりと愉しめました。
2-4 栄養評価(解析アプリを使用)
三大栄養素は蛋白質60.7g,脂質25.5g,炭水化物122.9g,合計エネルギー摂取量は965kcalでした。
高蛋白食で、エネルギー摂取量はほぼ適正でしたがデザートの和菓子の分だけオーバーしたようです。
その他栄養素では鉄分は豊富でしたが、ビタミン類はばらつきが大きかった(E・B2は十分、A・Cが不足)ようです。
全体に出汁を効かせた薄味仕立てなので、塩分は実際はアプリのデータベースの値よりかなり少ないと思われます。
3 園内散策
広い園内では、「花の宴 梅まつり2024」を開催中でした。食事処からも見渡せる広大な梅園には、ほぼ満開の城州白梅や紅梅が咲き揃ってました。
和菓子や梅酒なども販売されている館内には、古今の雛人形や今回の朝市通りの地震火災で被災された輪島塗漆器も展示されており、
雨宿りを兼ねて見学した後、生憎の冷雨もcafeで休憩中に上がったので全員で農園や梅園を散策しました。
3チームそれぞれ約30分でこれまでの活動状況を報告しました。
くいしんぼうFiveチームは、リーダーのとみさんが代表して発表。ゆっくりした口調でわかりやすいと好評でした。
発表スライドは、こちら
中間発表会全体の様子は、発表会ページ参照
2024/3/27 試食会(5回目):ストロベリーファームにていちご狩り(守山)<当番:かなえちゃん>
今回は、守山のストロベリーファームにていちご狩りをしました。
その後、天気も良かったので近くのびわこ地球市民の森に寄って公園で持参したビワマス炊込み御飯などを食べました。
1 行程
11:00 JR草津駅西口集合→12:00~13:00 いちご園にていちご狩り
→13:30~14:30 地球市民の森公園で昼食→15:00 草津駅西口にて解散
なお本日の行程では、いちご狩りや地球市民の森の散歩などで、筆者は歩行歩数3713歩,歩行距離2.64km,消費カロリー104kcalでした。
2 ストロベリーファームでいちご狩り
こちらの農園ではこだわりの栽培方法と独自の工夫でいちごを育てられており、3月中旬~5月まで “冬いちご”と“春いちご”の2シーズンを楽しめます。
季節により下記品種のうち選りすぐりの数品種を食べ比べできます。(訪問したストロベリーファームのHPより引用)
未熟ないちごは摘まない・未解放エリアには入らないなどのマナーを守り、お腹いっぱいいただきました。
練乳・チョコ・クリームなどの甘味が用意されてるので、好みに応じて付けて食べるといちごの酸味との調和がたまりません。
筆者は、昔懐かしい練乳を付けるのが好みでした。
3 びわこ地球市民の森にて昼食
いちご狩りの後、レイ大でもボランティアの会など卒業生の皆さんから何度も御紹介いただいてる近くの‘びわこ地球市民の森’の公園に向かいました。
筆者が朝炊いたビワマス炊込み御飯と隣の産直マーケット‘おうみんち’で買った惣菜を持ち込み、ピクニック気分で遅めの昼食としました。
好天で見通しも良かったので、山頂に残雪の残る比良山を望むことができました。春休みで子供を連れた家族連れの方も来てらっしゃいました。
4 栄養評価(解析アプリ使用)
ストロベリーファームで食したいちごと昼食のビワマス炊込み御飯等を合わせて計算しました。
三大栄養素は蛋白質34.5g,脂質16.7g,炭水化物155.1g,合計エネルギー摂取量は881kcalで、炭水化物はやや多めでしたが脂質は標準量以下でした。
その他栄養素ではビタミンA,Bがやや不足でしたが、ビタミンCと鉄分,食物繊維は充分量を摂取できたことがわかります。
いちごの栄養素について調べると、ビタミンCの他,葉酸やミネラル、水溶性食物繊維が豊富に含まれるそうです。
(参考文献)https://na-harmony.com/wellness/strawberry-nutrition/
2024/4/4 試食会(6回目):湖魚試食と桜咲く湖上集落散策(沖島)<当番:とみさん>
今回は、学習船「うみのこ」で県内の小学生も訪問する沖島を訪問し、湖魚の試食と桜咲く湖上集落を散策しました。
淡水湖上で人が定住する島は日本では唯一,世界的にも珍しいそうです。チームでの試食会は、これが最終回になります。
1 行程
8:50 JR草津駅西口集合(とみさんは直行)→10:00 堀切港集合→10:15~10:25 連絡船(往路)→10:30~12:00 島内散策
→12:00~13:00 食事→13:00~13:50 沖島港に戻って休憩→14:00~14:10 連絡船(復路)→堀切港来島者駐車場にて解散
本日の行程では、駐車場~港までの往復や島内散策で、歩行歩数約8000歩,歩行距離5.75km,消費カロリー236kcalでした。
堀切港にて、おきしま号に乗船 船内にて 沖島の玄関、沖島港の「願い鐘」(寺の梵鐘をリユース)
2 食事
2-1 メニュー・味わい
予約制で季節の旬の湖魚と地元産野菜の料理を食べることが出来る沖島小学校の近くのお店でランチをいただきました。
鮒の煮付けから始まり、ホンモロコの甘露煮や南蛮漬,ビワマスや鯉などの刺身盛合せ,赤こんにゃくと山菜の和え物にあら汁,
さらにワカサギや鮒のフライ、デザートに芋ようかんによもぎ茶と盛りだくさんの島の食材を使ったフルコースでお腹も心も満たされました。
特に、
店内ギャラリーには、島で生まれ育たれた店主が企画された天然繊維を中心にした洋服、小物のオリジナル製品などが展示販売されています。
また島の生活や湖魚の状況についてもお話を聞くことができました。
二ゴロ鮒煮付 ホンモロコの甘露煮・南蛮漬と島野菜の付合せ ビワマスや鯉などの刺身盛合せ
赤こんにゃく・山菜煮物付合せ,湖魚あら汁 女子メンバー 男子メンバー
デザート(芋羊羹によもぎ茶) 店の玄関にて 前の浜辺にて
三大栄養素は蛋白質49g,脂質28.1g,炭水化物125.8g,合計エネルギー摂取量は952kcalとフルコースでいただいた分若干基準値を上回り気味でしたが、
高タンパクの割に炭水化物は抑えめでした。その他栄養素では、骨ごと食べる湖魚が多いせいか鉄分・カルシウムとビタミンEが豊富なことが特筆されます。
3 沖島について
3-1 島の歴史
(沖島町離島振興推進協議会 沖島案内https://montekite.com/first/より引用)
沖島は6万年前に近江盆地の陥没の際にできたといわれています。
沖島の歴史は奈良時代(713年)に近江の国守であった藤原不比等が現在の氏神様奥津島神社を建立したことに始まり、
神の島として湖上を行き交う舟人から航行の安全を祈願し崇拝されていました。柿本人麻呂や紫式部も訪れて詠んだ歌が残されてるそうです。
島の伝承によると、保元・平治の乱(1156年~1159年)の戦いに敗れた源氏の落武者7人が沖島に漂着して住み着いたようです。
島の東南部の山の斜面に田畑を開いて耕作し、今も至る所に石積みの水田跡や段々畑の跡地が点在し当時の面影を残っているそうです。
また江戸時代に島外の石工により石材採掘が始まり、明治から昭和までの百年、島民の生活を支えたそうです。
沖島の玄関、沖島漁業協同組合のある沖島漁港は、昭和57年に完成した琵琶湖漁業を代表する漁業施設です。現在の島の人口は220名程です。
3-2 散策
沖島港到着後、桜咲く湖上集落を散策しました。寒の戻りでソメイヨシノの開花は遅れ気味でしたが、日当たりの良い木は5分咲き程度、
しだれ桜や庭で育てられている春の花木に岸辺に浮かぶ水鳥,時折すれ違う島の移動運搬手段である荷台付き三輪車を見ながら,
そして穏やかな波音や野鳥のさえずり声を聴きながらのんびりと歩きました。
島内案内マップ
島の玄関口、沖島漁協会館 流木HUT(芸術作品&休憩所)にて 開花したソメイヨシノ
何の木でしょうか?教えてください! 柿本人麻呂の歌碑
沖島の氏神様、奥津島(おくつしま)神社と御朱印
沖島小学校と同校庭
おきしま展望台(対岸の近江八幡市)~遠く鈴鹿山脈を眺めます
琵琶湖の水産資源は近江の郷土食の重要な食材です。
琵琶湖の漁獲量の推移について調べ、大きな問題である資源量の減少と漁業環境の変化について考察してみました。
先ず、全魚種の漁獲量は70年の間で十分の一以下に減少しています。(左上のグラフの縦軸は対数プロットであることに注意!)
魚種別に見ると各年或いは数年周期での大きな変動がありますが、趨勢としてみるとしじみの減少が特に顕著で1/100と絶滅に近い状態です。
その他の魚種についても、変動を繰返しながらも数分の一から十分の一以下に減少しているものが多く見られます。
原因として、資源量の減少と漁業環境の変化が考えられます。
資源量減少の要因として乱獲と外来生物の影響,更には生育環境の変化が考えられますが、
前者については産卵時期に禁漁期を設けることや魚種によっては養殖による稚魚の放流,外来魚の駆除等の対策が取られてきました。
後者の生育環境の変化については、以前は合成洗剤の排水による富栄養化やアオコなど藻類の大量発生が大きな問題となりましたが、
その後の排出規制により水質については改善が見られています。
しかしながら沿岸や内湖・流入河川の護岸工事などによる産卵生育場所の減少の影響と,
今世紀に入って顕著となった気候変動の影響については今後更に深刻な問題となる可能性がありますが、
魚種や年次の変動も大きく、どの要因がどのように作用してるのか必ずしも十分には解明されてるとは言えない様に思われます。
資源量の減少と並ぶ大きな問題として漁業を取り巻く環境の変化、具体的には嗜好の変化(魚離れ)による需要減少と
漁業者の高齢化による担い手の不足が挙げられます。
前者については、新たな調理法の開発やその県内外へのアピール,後者については先日各漁協の合併による効率化が報じられてましたが、
より抜本的な対策として県外を含めて若者が魅力的な職業として漁業に参入できる施策を促進することが必要と考えます。
出典:滋賀県水産統計の「琵琶湖漁業魚種別漁獲量」データを筆者が加工・グラフ化
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/suisan/18693.html
半年間の活動を終えて、メンバーの感想(課外活動報告書より)
○食に思い入れのあるくいしんぼうFiveメンバーで、最後まで毎回ほぼ全員で活動できて何よりでした。
地味ながらバラエティに富んだ地元滋賀の食を食べ歩くとともに郷土食の現状についても理解を深めることができ、
その将来について今後も関心を持っていきたいです。<さっとん>
○毎回美味しい食事を頂き、毎回散策などの戸外の活動も加わって、正に健康づくり学科に相応しい活動になったと思います。
長年滋賀で生活してきて気づかなかったこと、知らなかったこと、今回改めて滋賀の良さをたくさん再確認しました。
びわこを中心として湖魚があり、農業も盛んで地元の野菜も多くあり、郷土料理もあり、また都会にはない良さ、田舎生活の良さを感じられる活動でした。
そしてグループの皆さんと一緒なればこそ行くことができ体験できました。感謝です。<masa>
○滋賀の郷土料理を食べ尽くそうというテーマでメンバー5人が共に行動し、
いろんな発見や食材の新たな知識を得ることができたことは大変貴重な経験と思い出になりました。
初めて食べた熊肉、日頃食べられない鴨肉を食したこと、和懐石料理のヘルシーな味わい、琵琶湖沖島でとれた湖魚の味わい、
そして滋賀の観光地の散策ができた事どれをとっても健康づくり学科で学んできた長く生きていくための体つくりの基本を学べたのではないかと感じました。
また、くいしんぼうFiveのメンバーでいれたことを光栄に思いますし、大学卒業後も長くお付き合いができることを願っています。<えみちゃん>
○11月から3月まで約半年間、はじめは参加できるか心配でしたが、Fiveのみなさんのおかげで全部参加できました。
熊や真鴨等食べたことのないものを沢山頂けて大変貴重な経験をさせてもらいました。
ついて行くだけでやっとでしたが、Fiveの皆さん優しい方ばかりで幸せでした。ありがとうございました。<かなえちゃん>
○今回の課題学習活動は各メンバーがそれぞれに企画した内容を実施しました。
その活動から得られた感想や意見を共有することで親睦を深めることができました。くいしんぼうFiveの皆さん、ご苦労様でした。<とみさん>
詳細は、発表会ページ参照
実施後に掲載しますので、お待ち下さい。