44期 2年前期 基礎講座
の学習内容を紹介します。
履修計画はこちら↓
受講日時 | テーマ | 講師 | 講演内容 | 写真 | |
2023/10/13 | AM | 課題学習をみんなで進めるために | しがNPOセンター 森川稔様 |
2年次に課題学習を進めるに当たり、学習計画立案のグループワークの手法を学びました。 ①情報共有し知恵を出し合う,②参加者の思いを反映させる,③合意形成を図る,プロセスが大切 後半は、’レイカディア大学での学生生活をより楽しくするにはどうしたらよ良いか’をテーマに数人のグループでワークショップを実践した。最後に各グループより発表があり、講義や実習のプログラム作成に学生も参画する,他学科や彦根校を含めて学生間の交流の機会を増やす等の提案が示されました。 |
① |
PM | 課題学習ガイダンス ・クラス活動 |
大学事務局 |
大学事務局より、課題学習の日程や進め方や注意点についての説明を受けた後、各クラスに分かれて課題学習の進め方について話し合いました。健康づくり学科では、課題学習報告書作成委員の司会で、①温泉,②食,③健康と運動,の3テーマでのグループ分けを決定しました。 詳細は、課題学習ページへ |
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2023/10/20 | AM | クラス活動(課題学習) | 課題学習報告書 作成委員 |
各グループに分かれてキックオフのグループワークを行い、チーム名・テーマ名やリーダーを選定し、活動計画・実施内容についてディスカッションしました。 詳細は、課題学習ページへ |
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PM | |||||
2023/11/10 | AM | 鈴鹿山麓小さな村のよもやま話 | レイ大43期 地域文化学科卒業生 鍋屋 渡支雄様 |
生まれ育った鈴鹿山麓の小さな村(土山町山内村)の歳時記をライフワークとしてまとめられた講師(この9月までレイカディア大学で学ばれた先輩)によるお話でした。五穀豊穣と子孫繁栄を願う山の神や自然を崇める農作業や食文化,小さな村地域での古来から伝承された暮らしぶりや’講’の話など、聴き入ってるうちにまるで’まんが日本昔ばなし’を観てるような感覚に陥りました。 | ② |
PM | 子供の居場所つくり ~家庭や学校にしんどさを抱える子供達~ |
NPOこどもソーシャルワークセンター 理事長 幸重忠孝様 |
児童養護施設での児童指導員,ソーシャルスクールワーカー,トワイライトステイで出会った子供達との交流を通じての彼らの思いやヤングケアラーの実態などを講演、実話を録画したDVDを聴いて学びました。彼らは厳しい境遇に身を置きながらも普通の子供達と変わらないかより繊細な心根の持ち主であると感じました。虐待など具体的な身の危険がない場合は手が差し伸べられない,18歳以上の成人になったときのフォローがないことが問題(解決すべき課題)だそうです。 | ③ | |
2023/11/24 | AM | 部会等活動 | 各部会代表 | 44期・45期合同で、各部会・委員会に分かれて45期生への部会活動内容の説明などが行われました。筆者の参加した広報部会では、部員の自己紹介や44期各学科のクラスHPの紹介、作成上の注意点などの説明が行われました。 | |
PM | クラス活動(部会報告,課題学習) | 学科長、クラス役員 各部会クラス代表 |
学科長、クラス役員、各部会のクラス代表より、午前中の部会等活動内容や決定事項が報告されました。 学科長からは大学の存続危機から現在に至る経緯と、学生生活が学校側から与えられるものではなく卒業生の支援の元に自主的活動が基本になるとの趣旨の説明がなされました。 その後、課題学習のグループに分かれて、グループワークを行いました。各グループとも近日中に校外での最初の活動を予定してるようです。 |
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2023/12/8 | AM | 今日から始めるフレール予防 | 立命館大学 スポーツ健康科学部 教授 真田樹義様 |
滋賀県民長寿の秘訣は、’健康な生活習慣とそれを支える生活環境’でした。健康づくりの運動として、①心肺持久力(有酸素運動)が最も重要で、②筋力(筋トレ)③柔軟性(ストレッチング)で補強されます。65歳以上の高齢者は、強度を問わず毎日40分以上の身体活動を継続しましょう。サルコペニア(筋量減少)→ロコモ(運動器・歩行障害)→フレイル(体重減少,心身虚弱状態)→要介護状態と進むので、極力前の段階で踏みとどまることが大切です。メタボタイプは肥満解消のため有酸素運動に努めましょう、一方サルコペニアタイプは痩せによる筋力体力低下がよりリスクが大きいので緩やかな筋トレを取り入れましょう。 | ④ |
PM | 滋賀県の気象特性と防災気象情報の利用について | 彦根地方気象台 次長 山崎誠導様 |
滋賀県は気象特性上、日本海型気候区(湖北・湖西),東海型気候区(湖東),瀬戸内型気候区(湖南)に分かれる。滋賀は比較的気象災害は少ないが、M29の琵琶湖大洪水(彦根豪雨),S28の多羅尾(南山城)豪雨,S34の伊勢湾台風では大きな被害を発生した。1990年以降、気温上昇が顕著(1.4℃/100年)雨日数が減少する一方で短時間豪雨が顕著に増加している等々。最後に防災気象情報の種類と注意点について学びました。高校生の頃、気象予報官に憧れ目指してた筆者は興味深く聴かせていただきました。 | ⑤ | |
2023/12/15 | AM | 日本舞踊家が伝える美と健康 ~次世代に伝え残す大切な日本のこころと文化~ |
正派 西川流 師範 西川玉洲様 |
日本舞踊の歴史・特徴や精神を教わりました。性別年齢を超えて演じることができる(意外にジェンダー/ジェネレーションフリー?),素材そのものを活かす(和食文化と同様),’見立て’の文化(日本庭園と同様)なので想像力が育まれる,着物という芸術品を身に纏って体を動かすことができるので健康にも良い!(カッコ内は筆者の独断) 後半は滋賀を舞台とする長唄「藤娘」を解説付きで実演して下さいました。最前列の席から拝見する’見立て’のしぐさが美しく印象的でした。さらに学生も交えて踊りの実習?も。 | ⑥ |
PM | 動物との暮らし 三方よしを目指して ~犬猫を取り巻く現状と課題から考える~ |
滋賀県 動物保護管理センター 主幹 松本浩樹様 |
獣医師で県の動物保護管理センターに勤務される講師より、犬猫の飼育状況の実態から保護管理センターの業務内容まで生々しいお話も含めて学びました。犬猫の引取り数と殺処分率は平成以降大きく減少した(これはとても望ましい)、しかしなお飼育しきれずに引き取られる犬猫は絶えない、特に飼い主の高齢化や多頭飼育は問題。飼い主よし,動物よし,近所(地域)よしの三方よしの精神がより浸透しますように! | ⑦ | |
2024/1/12 | AM | これからの時間の使い方 ~学びを活かす~ |
夢こらぼ主宰 松尾やよい様 |
2つの10万時間 〇会社や仕事に費やしてきた10万時間 〇60歳~80歳までの自分の自由時間は10万時間 『誰と』『何をして』『どのように』過ごすのか 3つの時間の過ごし方 〇自分の時間 ➡一人を楽しむ・複数を楽しむ 〇家族との時間➡夫婦関係・家事分担や協力配分を見直す 〇地域時間 ➡お付き合いしやすい人になろう・行事に参加する これからをどう生きるか、生きたいかを考える機会となりました。。 「一笑一若」「一怒一老」、ひとつ笑うとひとつ若返るそうです。 笑顔・笑声・笑心で元気に「こんにちファー(^^♪」 |
⑧ ⑨ |
PM | 想像力を高めて「もしも」に備える ~クロスロードゲーム~ |
しがNPOセンター 西川実佐子様 |
クロスロード風ゲーム 阪神淡路大震災の対応にあたったボランティアへの聴き取りから生まれたもので、イメージする力・想定する力を高めます。 現状を分析し➡先をよみつつ➡当面の取り組みの判断をする 答えは一つではない。様々な可能性がある。が、合意形成を促し行動に結びつけることが必要。 |
⑩ | |
2024/1/19 | AM | デジタル技術の活用について | 滋賀県総合企画部 DX推進課 ソフトバンク株式会社 黄瀬清典様 |
「おうみデジタル活用サポーター」 デジタルに不慣れな方に対して、スマートフォンの基本的な操作方法やデジタルを用いたサービスの利用方法を教える人たちです。 レイカディアの先輩たちも任命されています。 やってみました(実習) 〇検索・翻訳機能を使って調べる 〇地図アプリ体験 〇LINEでできること 〇全国統一ネット常識力模試(時間切れ・・・自宅でどうぞ) |
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PM | 古地図で訪ねる近江 | 元滋賀県立高校 校長 松井善和様 |
小学生の頃より地図に興味を持ち古地図の収集を続けておられ、滋賀県関係の古地図コレクション多数。自ら描かれた湖北・長浜の鳥瞰図は圧巻! 古地図は時代の情報が満載 例えば 〇江戸時代・・・地名と共に石高が書かれている 〇戦国時代・・・道の行き方(険しい・狭い・近い・通りやすい等々)が 書かれている 〇明治以降・・・市町村の合併により消えていった地名も多い とても面白いお話でした。休憩時間には皆が古地図に近づき興味津々。 |
⑪ | |
2024/1/26 | AM | 疫病対策としての大津絵 ~その大津江の先駆性~ |
大津市歴史博物館 学芸員 横谷賢一郎様 |
大津絵の始まりは疫病退散 〇古来の疫病対策は「祭り」だった 疫病の神を地に押し込め上に鉾や山を置く 集落や家で祭り、もてなして去ってもらう等 〇魔除けに有効なもの・・・赤色の彩色・尖ったもの 〇大津絵の疫病退散キャラクターがうまれ土産として売られた 源為朝・鍾馗・金太郎など 仏画や鬼の念仏・藤娘など画材は多い |
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PM | 近江の歴史文化 | NPO歴史資源開発機構 主任研究員 大沼芳幸様 |
紫式部を近江に招いた観音様 石山寺の史実と紫式部 〇藤原道長に縁ある者が詣でた 〇道長が大成功を治め権力者となった 〇紫式部は、道長の娘・中宮彰子に仕えている間に「源氏物語」を完成させた 〇源氏物語が特筆すべき物語であるという評価 史実や評価が、石山寺と紫式部を結びつけ、観音様のご利益と言われることとなった。 「歴史は造られる」縦横無尽に情報量の多い講義でした。 |
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2024/2/2 | AM | 植物観察のススメ | 植物研究家 植物生態写真家 鈴木純様 |
だれでもどこでもいますぐに身近な植物観察のススメ ~植物を見る感覚をつかみ 半径100mで観察を楽しみましょう~ 〇都市環境をフィールドにした植物観察会を開催 〇『ダーウィンが来た』などに出演・執筆多数 〇町という土地の特徴 ・・・乾燥し栄養が少ない所でどうやって生きている? 〇他の生き物や環境との関わり方(アリ・ハチ・蝶・鳥とか) 〇単純に見た目を楽しむ・名前の由来を調べる 〇しっかり見る・図鑑を見る ☆オススメ実験 何もない土をトレーに入れて水やりをする 何かが芽生えてくる 工事現場(アスファルトの下)の土だと何年も前の種が発芽したりする 「ずんずん近づいて植物を楽しもう」(鈴木先生) |
⑬ |
PM | 健康寿命延伸のために有用な運動 ~シニアに必要な運動を学ぼう~ |
滋賀県立大学 名誉教授 寄本明様 |
健康寿命延伸のために有用な運動 ~シニアに必要な運動を学ぼう~ 〇生理機能も体力も加齢とともに落ちてくる 〇何もしなければ下降し続けるが、運動することで改善の可能性がある 〇有酸素運動・軽い筋力トレーニング・ストレッチが有効 〇ウォーキングなら さっさ歩きで20分以上 一週間に3~4日以上 〇わずか10分の軽運動でも認知機能の活動が高まる 健康のために『日常生活にプラス10分の運動を』 |
⑭ ⑮ |
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2024/2/9 | AM | 介護予防と地域連携について ~健康、働くをキーワードに実践事例からの新たな展望~ |
NPO加楽 理事長 楠神渉様 |
介護予防と地域との連携について NPO法人加楽(からく)の取り組みを紹介 〇地区内唯一のスーパーの閉店を機に、地元住民による創造会議が発足 〇2年で『i・mart』がオープン・・・スーパーだけじゃない 医療・介護が連携した居場所づくり ☆引きこもり者、若年性認知症の方の働く場 ☆ママ友世代の活動の場 ☆高齢者の健康づくり、買い物支援 〇ヘルス&ワーク倶楽部としてスタートし、近隣の人による講座・大学との連携・子ども達の活動場所へとどんどんつながっていった |
⑯ |
PM | 山門水源の森 ~この森の3つの特徴と保全~ |
山門水源の森を次世代に引き継ぐ会 事務局長 冨岡明様 |
奥びわ湖・山門水源の森 場所 〇滋賀県北端 中央分水嶺の南側(雨は大阪湾に流れる) 特徴 〇涼しい地域の植生と暖かい地域の植生の境目 交配種が生育している(ユキバタツバキ) 〇減少しつつある湿原があり、多様な植物や昆虫や動物がいる 〇大陸との交流ルート上にあり、1000年以上前から人々のくらしがあった 歴史 〇保全と放棄林の再整備が必要 〇シカ獣害が増え、ミツガシワ開花が激減、ササ藪が消失 〇害獣対策なしでは生物多様性は保てない 森のこれから 〇森林からたくさんの恵みをもらっている 関心を持ち関わり「山門水源の森」を次世代へ引き継ぐ事が課題 |
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2024/3/1 | AM | 人生100年時代において、笑いの大切さを ~人がいるから笑いがある~ |
雲迎寺 住職 久志則行様 |
笑いの大切さ 滋賀県蒲生郡の雲迎寺住職のお話 落語歴30年、住職になって3年という方 僧侶の衣服、改良服、輪袈裟、作務衣等の話も聴きました 〇顔を見て「許す」「折り合いをつける」ことをしてきた 〇笑いあえることは許しあう事 〇笑いはプラス効果がある 深い呼吸をするから 色々な話でたくさん笑いました 落語は350年前の法話から生まれたとか・・・・今日のお話は法話? |
⑲ |
PM | クラス活動 | 各担当より連絡、今後の活動検討 課題学習中間発表会の打ち合わせ |
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2024/3/8 | AM | ボランティア活動について (実践編) |
NPOまちづくりスポット大津 コーディネーター 白井恭子様 |
参加のチカラが地域を元気に! ~覗いてみようボランティア活動~ 〇ボランティアは「ほっとけない」「何とかしたい」で動き出す 〇自由で多彩なボランテァの特徴 ①「やりたいな」という気持ち・・・自発性 ②人のため、外に開かれた活動・・・社会性 ③対価や報酬、見返りを目的としない・・・無償性 〇自分に合った活動の見つけ方 やりたいこと(wish)ニーズ(needs)できること(can) これらが合致し重なると取り組みやすい 〇心得 託された秘密を勝手に口外しない 約束は守る 頑張りすぎない 〇活動を進めるために 社会福祉協議会、市民活動センター、まちづくりスポット大津など に相談できる ☆43期の方から実際の活動について発表がありました |
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PM | クラス活動 | 課題学習報告書 作成委員 |
課題学習のクラスの各チームの中間発表を行いました。 詳細は、課題学習発表会ページへ |
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2024/3/22 | AM | 身近な生活に関わる法律 | 滋賀県司法書士会 司法書士 羽田智也様 |
終活に向けての基礎知識 ~遺言書とエンディングノート~ 〇終活って何をする? 「放置していること」「気がかりになっていること」を解決することが大事(次の世代に先送りしないこと) 例えば ◆先祖名義のままの不動産の相続登記 ◆近隣とのもめごと解決 境界問題など ◆今後誰も世話できないお墓の墓じまい 〇エンディングノートには何を書く? ◆取り組んだが解決には至らなかった時の経緯の申し送り ◆家族に知っておいてほしいこと(希望) 〇遺言書 ◆「自分の財産を誰にどのようにあげるか」を書く ◆法的効力があるので、作成後は専門家に確認 してもらっておきましょう ◎法務省・日本司法書士会連合会作成の「エンディングノート」付 |
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PM | 薬の正しい使い方 ~食事や他の薬との飲み合わせ~ |
一般社団法人 滋賀県薬剤師会 常務理事 村杉紀明 |
楽しく豊かに生きるための基礎講座 ~薬の正しい使い方~ ①正しい知識を得て正しく行動を ・正しく飲めば効果があるように作られている 「効かないからもう一錠」「今日は半分だけ」はNG ②一人ひとりができる範囲の健康行動を ・生活習慣病対策をできることからはじめ継続する ③専門家と仲良くなって活用を ・近くの薬局で名札で名前を覚える➡指名する➡情報ひとまとめ ④薬剤師は身近でお得な存在だ ☆「かかりつけの薬局・薬剤師にご相談ください」 |
① 課題学習を進めるために ② 鈴鹿山麓の小さな村のよもやま話 ③ 子供の居場所つくり
④ 今日から始めるフレール予防 ⑤ 滋賀県の気象特性と防災気象情報の利用について ⑦ 動物との暮らし 三方よしを目指して
⑥ 日本舞踊家が伝える美と健康
⑧10万時間をどう過ごしますか ⑨一人ひとり、何思う? ⑩クロスワード風ゲームをやってみました
⑪古地図には情報がいっぱい ⑫大津絵で家内安全・運気向上? ⑬街中の身近な植物はどう生きてる?
⑭認知症予防に脳トレ 「閉眼接指テスト」 ⑮脳トレ 右手はスリスリ、左手はトントン ⑯「i-mart」イメージ図 住民がつながる場
⑰山門湿原は生物多様性に溢れる ⑱雪国の椿と暖かい気候を好む椿の交配種「ユキバタツバキ」 ⑲てんご堂雅楽さん(元笑福亭○○さん)の熱演
編者の1人(さっとん)は後日(2月末)、山門湿原にハイキングに行ってきました。 キヌヤマオウレンの白い花が可憐に咲いてました。